町を走っていると、いきなり「給水です」とペットボトルを差し出された
梅雨が明けてからは日陰ばかり走る「日陰ラン」
時間帯によって「日陰ができる町」日陰のない町があることを知る。
熱中症の危険と背中合わせで走らなければ、こんなことには気づかないだろう。
そんな日陰もお昼を過ぎる頃には太陽が真上に上って、全て無くなってしまう。
ネッククーラーで首を冷やし、心拍数130以下で「日陰の町」を走る「日陰ラン」
朝9時過ぎに走り始めた時点で32度、走り終える頃には34度。
翌日は朝8時過ぎに走りめると29度、走り終える頃に32度。
かなり体が楽だ。これからは早起きランしよう。
練習走行距離が100kmを超えた時点でこれだけゆっくり走っているのは初めてだ。
10月第2週開催レース(東北・みやぎ復興マラソン)の場合、8月の「極暑期」がレース10~8週前にあたる。
例年ならば、この時期はそろそろレースペースを意識して「スピード走」に切り替える頃。
たらたら走ってんじゃねぇよ!
と自分にツッコムのだが
ムリムリムリムリ^^;)
体が応える。
「夏にムリをすると秋に疲労が残る」
そう言い聞かせて、今は体が対応できることだけをする。
その日の練習も終わりがけ。
気温が32度を超えてきた。線路沿いの道をへろへろになってたらたら走っていた時だ。
「給水です」
路駐していた軽トラックの運転席から、にょきっとペットボトルが差し出された。それは休憩して高校野球を聞いていた工務店のおじちゃん。
傍からは、よほど危険そうに見えたのだろう。
あぁ給水持っているんです。そう言ってポーチからドリンクボトルを取りだして見せる。それでもどうぞ!というおじさんに、いえ、中途半端にもらうのは悪いですから、ありがとうございます。とにっこりお礼を述べた。
「暑いのに大変だねぇ」
僕は自分の残りドリンクを飲みながら、再び走り出した。急にそれまでよりもキロ1分ほどペースが上がった。
あぁ、やっぱり。人の心の優しさ、暖かさ、つまり応援に触れると、脳が喜んで力が出るんだな
マラソン大会でもないのに、町を走っているランナーにペットボトルを差し出すなんて、なかなかできることじゃない。僕だったらかなり勇気を要する。たぶんやらない。
でも僕はとても嬉しい。よい想い出になった。
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