7ヵ月前にわかっていたLOVE PSYCHEDELICO
何度か抽選に漏れたLOVE PSYCHEDELICOのライブ「当選の通知」が届いたのは2019年2月1日。
それから7ヶ月半。生涯でチケットをとってから当日までが、これほど長かったことはない。
それは「計画」「本番」「振り返り」でイベントは3度楽しむ僕にとっては、このうえない幸運。
早くからスケジュールが確定していたので、法改正により今年度より始まった「計画年休」はライブの翌日を1日とっておいた。
しかし、翌日が休みだからといって、思う存分羽を伸ばせるほど現代社会は単純じゃない。
日頃、身の回りで起こる様々なできごと。いやなやつ。そして直近に控えている仕事、マラソン・・
脳内には常にそれらのイメージがうろうろしていて、隙あらば、僕を bad image に引き釣り込もうとする。
僕はできるだけいいイメージで生きていけるよう、様々な書籍やアドバイザーに師事して、自分が幸福を感じる力をもっと高めていけるよう努力している。
そのメソッドの1つが音楽だ。
「音楽は力、今君はそれを手にしている」
と言ったのは1990年代、TDKカセットテープのCMに登場した佐野さんだった。
音楽は力。音楽には力がある。でも、それを"意識的に意識する"人はそう多くない。
僕らの世代において、多くの人々は人生のある一定期間、音楽から離れている時期があり、そのまま戻ってこない人もいる。
「音楽から離れる」というのは、日常生活で全く音楽を聴かないということではなく、貸しレコード屋に通ったり、お気に入りアーティストのライブに足を運んだり、今ならばパソコンや音楽プレーヤーでお気に入りのセットリストを作ったりして楽しむようなことを忘れていることを指す。
僕はあるきっかけがあり、ここに戻って来た。
ちょうど、その頃に出会ったのがLOVE PSYCHEDELICOだった。
(その話しは前回)
2019年9月24日(火)
Premium Acoustic Live “TWO OF US" Tour 2019
EX THEATER ROPPONGI
全席指定 \6,500(税込)
EX THEATER ROPPONGI
六本木ヒルズの向かいにあるこの会場に来るのはこれが2度め。
初めて来たのは、ちょうど1年前の遊佐未森「Mimori Yusa 30th Anniversary Concert “P E A C H T R E E”」

「こっちだよ」
いつもの歌合戦仲間、仲野君が一階から入ろうとしたので、僕が二階へ上がる階段を指さす。
初めて来た人は誰もが、同じことをやるだろう。
開場の18時まであと10分だが、まだ入場の整列もできていない。
確かに全席指定なので、開場前に来る必要はない。
聖子ちゃんのように「ツアーグッズは開場の2時間前発売です」ということもない。
「ムダに早く来る」人が少ないということか
入口のドアの側にいると、ちょうど黒服の兄さんが出てきて、期せずして最前列になった。
だからと言って、特になにかいいことがあるわけじゃない。
ペットボトルを一番最初にもらえたこと、トイレが一番乗りだったことくらいだ。
つづく
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