« 今季初めて、放送されなかった手倉森監督試合後インタビュー | トップページ | 気温が上がるマラソン、手袋着用で悩む »

2019年10月30日 (水)

台風翌日 多摩川土手ジョギング

台風19号が過ぎ去った翌日
ここからは急きょ代替レースとしてエントリーした鶴見川マラソンに向けて「追加2週間」の延長戦にはいる。
あと2週間なので、ここからさらにパワーアップという時間は残っていない。

今ある体力を維持すること
今のこの心身の疲れをとること

この2つだけがテーマだ。
延長戦の最初は多摩川ジョグ
定点カメラで水位が十分に下がっていることを確認して出発。
土手に駆け上がる時は、少し緊張する。
そこには、肉眼では見たことのない光景があった。

いつもならば、太陽と青い空と緑芝のコントラストが多摩川の風景だが、今日はほぼ黄土色一色。
水位は「一夜でこんなに下がるのか」と思うほど下がっていたが、河川敷のスポーツ施設、競技場はべったりと泥で覆われている。
ゴルフ練習場のネットは泥に埋もれ、職員の方がネットからゴミを取り除いているが、途方に暮れる作業だ。

土手に整備された遊歩道は水を被っていない(被っていたら近隣に越水している)ので汚れていない。桜の木が道路を覆っていないせいか、木の葉や枝の散乱も見られない。

ただ、人と自転車が多い
花見のピーク時と同じくらいの人が出ている。
花見の時と違うのは、大半の人が桜とは逆、河に向けてスマホを向けていることだ。

日頃、あまりここを利用していないらしく、左側通行の原則は守られていない。路上に立ち止まり話し合っている人もいる。
ロードバイクのライダーはほとんど見かけなかった。きっと、物見遊山の人が出てリスクが大きいことを見越したのだろうと推察する。

しばらく河口に向かって走ると、ゴミを集めている家族がいた。
30歳前後と思われるお母さん、まだ小さい子ども。その傍らに置かれた大きなビニル袋には、無数のペットボトルが収集されていた。
その美しい光景に思わず「胸キュン」となりそうだった

ガス橋のアンダーパスは泥にまみれていて、使えなかった。
橋桁からさほど高低差のない道だが、ここまで水位が来ていたのか。

横断歩道をわたり、またしばらく走ると、再びゴミを収集する家族。
周りにゴミを拾っている人はなく、どこかのボランティア団体というわけではなさそうだ。
30歳前後と思われるお母さん、まだ小さい子ども。その傍らに置かれた大きなビニル袋には、無数のペットボトルが収集されていた。

??デジャブか?
彼女たちの魂の尊さを思う。

国道一号線(二国)のアンダーパスは流木が塞いでいて、やはり使えなかった。一旦土手を降りて多摩川大橋歩道を経由して再び土手に上がる。
ここから先は桜がないので、花見シーズンでも散歩の人はまばらだが、今日は河を眺めながら歩く人が多い。


メールのやりとりを思い出す
「マラソン講座」で「47都道府県マラソン制覇」を始めた頃に知り合った方から相談を受けた。
「こんど、東京に引っ越すのですが、ジョギングコースが近くにある町を探しています。多摩川はどうですか?」
僕は確か、こんな返事をした。
多摩川はとてもいいジョギングコースですよ。ただ東京側で探すならば土手から2~3km離れた所がいいと思います。

これだけ曲がりくねった多摩川で、最低限の越水で済んだのは、日頃からの河川維持のご苦労の賜だと思う。

 


東北・みやぎ 台風→中止→ 鶴見川へ

 

| |

« 今季初めて、放送されなかった手倉森監督試合後インタビュー | トップページ | 気温が上がるマラソン、手袋着用で悩む »

しらべるが走る!」カテゴリの記事