« 今年も同じ失敗を繰り返し、白十字パーラーのミルクセーキに「きーん」となる | トップページ | 空也上人立像(第1話) »

2019年10月11日 (金)

パスワードを復唱するカウンターのおばちゃん

肩越しに重要な情報を盗み見ることをショルダーハッキングという。
パソコン、スマホのパスワードを入力するところを盗み見ること、銀行ATMでパスワードを入力するところを盗み見ることなどを指す。
「ショルダーハック」「ショルダーサーフィン」という人もいる。

しかし、パスワードを盗み見るのではなく「ガン見」する人も少なくない。
たとえば、パソコンの設定方法をサトウさんに習っている時だ。
設定を変更後、パソコンが再起動を求めて来たのでパソコンを再起動する。
ログイン画面でパスワードを入力する。
すると、サトウさんは後ろからじっと見ている。
サトウさんに盗み見しようという意図はないと思うが、少し気味が悪い。
こういう人に「パスワード入れているので・・」と配慮を求めると
「は?見てませんよ。第1非表示になって見えてないし」
と憤慨されたりする。手元は見えてるでしょ?と反論すると人間関係にヒビが入りそうなので、そこは飲み込む。

目の前にいるヤマトのおばちゃんは、僕がパスワードを打ち込む度に一文字ずつ「復唱」している \^^)オイオイ
確かに「クロネコメンバーズ」で他人のIDを乗っ取っても、それほど悪いことはできそうにないが・・


佐世保の最後に、もう1度墓参り
「私はそこにはいませぇん♪」と歌う人もいる。
確かにその通りだろう。日頃、自宅で遺影に手を合わせるのと、墓前で手を合わせることに、物理的な意味合いの違いはないだろう。だが、そこに遺骨が安置されている以上、特別な感情を持たざるを得ない。


夕飯は近隣のお店から「チキン南蛮」をテイクアウトして、義兄とビールで晩酌。
TVのニュースは、台風が上陸して大半の飛行機と山陽新幹線が止まっていると言っている。だが、明日僕が帰る頃には正常に戻る見通しだ。
そういえば、これまでに欠航で何処かに足止めされたという経験がない。天候に恵まれるということは、人生の中核を担う僥倖だと思う。

最終日
義兄に佐世保駅まで送ってもらう
佐世保駅に隣接したスーパー「エレナ」で、念願のロンサンド(ベーコンエッグ)をゲット。
みどり8号の車中でロンサンドを食べるのが、帰京時最大の楽しみだ。こんなに美味しいサンドイッチが東京で売られていないのが惜しい。


福岡空港に着くと、台風の影響で使用する飛行機の到着が遅れ、出発は45分遅れとのことだった。空港に缶詰になったり、1日延泊せざるを得なかった人たちを思えば、これくらいどうってことない。

お土産を品定めしていると、この旅で初めて見知らぬ人から話しかけられた。
「それ、涼しいんですか」
僕がかぶっているエアピーク(風が通り抜けるので帽内温度があまり上がらない帽子)について聞きたいらしい。
後でしらべると、二ヶ月前に改良版が出た際、再びテレビ番組で紹介されており、それ以来、品切れが続いているのだった。
お土産店に菓子を納品する業者のお兄さん、テレビで見てとても気になっていたらしい。製造を手がけるビルマテルの社員になり代わり、僕からその効能をじっくり説明しておいた。


搭乗カウンターにて
「当便は満席となっておりますが、座席数が不足しております。座席をお譲りいただける方には、次便の座席を確保したうえ、お礼として1万円をさしあげます」というアナウンスが入る。
この手のアナウンス後「はいはい、僕が譲りますよ」と申し出る人を見たことがない。いつ、どのようにして申し出て、手続きが行われているのだろう。それが謎なだけに「1万円かぁ、おいしいな」と思っても、迂闊に手が挙げられない。

夏の旅の話し(おわり)

| |

« 今年も同じ失敗を繰り返し、白十字パーラーのミルクセーキに「きーん」となる | トップページ | 空也上人立像(第1話) »

旅行・地域」カテゴリの記事