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2019年10月18日 (金)

念のために言っておきますと、22日は祝日です

言っておきますと、22日はお休みです。
僕が最初に気づいたのは6月でした。
Googleカレンダーで10月の東北・みやぎ復興マラソンの予定を書き込んでいた時、その2行下に「即位礼正殿の儀の行われる日」と書いてあったのです。

その時は「Googleは米国の会社なのに、皇室行事に敬意を払って、こんなふうに書いてくれて嬉しいなぁ」と思っただけで、それが国民の祝日だとは思いませんでした。

お休みだと知ったのは、それから2ヵ月後。
10月の計画を立てていた時「即位礼正殿の儀の行われる日」をクリックしてみると、そこに「日本の祝日」と書いてありました。

うそ?休みなの?いつ決まったの?
俺知らんぞ

それから、いつどうして決まったのかを調べました。


即位礼正殿の儀の行われる日
【そくいれいせいでんのぎ】
令和天皇即位を祝う国民の祝日

■2019年限りの祝日
■2019年10月22日(火)
■「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」に基づいている


【 時系列の記録 】

2018年11月13日
5月1日、10月22日を臨時祝日とすることを閣議決定

2018年12月14日
「天皇の即位の日及び即位礼正殿の儀の行われる日を休日とする法律」交付

2019年10月22日
即位礼正殿の儀の行われる日


2018年11月13日に決まったということは、ずいぶん前のこと。
それなのに、最近になるまで「休みだとは知らなかった」人が多いのはなぜか?
考えて観ました。

理由1
「カレンダーに載っていない」
2019年のカレンダーは、早ければ8月には発売されるため、7月には印刷されています。
従って、印刷されたカレンダーや手帖を使っている人は、カレンダーを見て、そこに休みがあるという「異変」に気づかないわけです。

Googleカレンダーのような電子的なサービスには、早くから載っていたのですが、画面の制約により一覧性が低く、数ヶ月も先の10月を開く機会がない限り、気づきません。

理由2
「10連休に気を取られた」
皇室典範には「退位」が規定されていないため、生前退位による即位に関する行事は、今回のように臨時の祝日として制定されます。
2019年にはそれが2つあり、もう1つが2019年5月1日「天皇の即位の日」
こちらは5月1日が祝日となることでオセロの石がひっくり返るように前後の日が祝日となり、近代希な「10連休」となりました。
人々の関心はそちらに集まりがちなので、もう一方の10月22日については、ネットメディアも扱いが小さくなり、伝播しなかったのではと推察します。


僕の友達にも10月に入って「休みだとは知らなかった」という人がいました。
22日、平日と勘違いして家を出て「なんだか、今日は電車が空いているなぁ」と思いながら会社に来て、玄関が閉まっていて慌てる人が日本じゅうで100人くらいはいると推察します。

 

 

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