MGC 大迫傑の敗因
9月15日
東北・みやぎ復興マラソンまであと4週。
早起きしてファルトレクを終えて、録画しておいたMGCを観戦。
大迫の敗因は終盤2度めの上りに入る左カーブにあったと思う。
狭いインコースに中村匠吾(1位)が無理やり身体を入れる。大迫傑は接触を避けてインコースを譲った。その時、思わず「あっ」と声が出た。インコースを明け渡せば、そこからの上りは追う展開になる。それでも逆転できるという余裕なのか?と思ったがそうではなかった。
レース二ヶ月前、報知新聞の取材に対して中村匠吾がこう答えている。
「2回目の上りからが勝負。まだ1回しか試走していませんが、そこから最後のゴールまでの道は幅が狭くなり、カーブもあるので、(順位が)入れ替わるのは難しいと感じました。戦略を練る必要はありますが、仕掛けどころは大切になるのかな、と思っています」
中村匠吾の周到な準備が強引な「イン取り」となり、そこで勝負がついた。
大迫傑が五輪代表権を確定できなかったのは残念だったが、NEXT%の威力を確認した。スタートラインに並んだ大半の選手がこの日発売された「NEXT%」の2ndカラーであるピンクの靴を履いていた。そして実際に1-2-3 finish。
9月16日
実戦に向けて本番の装備をテストに入る。
ひざサポーター、かかとサポーター、左甲固定テーピング
それぞれ「今年の走り」にとって違和感がないかをチェックしておく。
レースまであと4週となる今週が最後の高低差走。
それ以降は筋損傷を避けるため、平地のみを走る。
大迫君僕と一緒にメダルを取ろう。そして金色の涙を見せてくれ。と言いながら坂を上る^^;)
MGCで五輪切符を確定できなかったことで、これから五輪までの調整は回り道となるが「日々を全力で生きる」彼ならば、きっとこれを乗り越えていくだろう。
上りは強くなるため、下りは(転倒、故障しないよう)集中!と唱えて走る。
人に読まれると思うと気恥ずかしいようなことを考えながら、気合いで走るのもこの時期まで。
9月17日
ここでMiCATAを使い始める。
MiCATAとは、スマホで使えるアスリート向け気象サービス
カレンダーに練習やレースの時間帯、場所を登録しておくと、それに合わせて気温、風など競技に応じた気象予測データが提供される。
有償プランは月額 3,000円だが、30日間無料お試しがある。
それが終了する頃、プラン選択案内メールが届く。
省機能の「ライト」であれば、引き続き無料で使うことができる。
練習では不要だが、レース本番では風向き、強さが頭に入っているとペース配分の参考になるし、逆風に遭っても慌てずに済む。
実際に使い始めてみると、これがなかなかいい。
天気や気温の予報は他にもWEBのサービスがあるが、自分が計画した練習日時、場所に応じてそれらが表示されるのは、やはり便利だ。
天気予報に変化があると、MiCATAから「天気予報にブレがあります」とメールがくる。
データを駆使したアスリートの気分になる。
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