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2019年11月10日 (日)

初めてのセルフレジ 意外と楽しい見慣れたあの作業

いつも行くコンビニで、このところ、レジが混むようになった。
以前ならばせいぜい3人待ちがいいところだったが、今は多い時には10人以上。狭い店内を半周していることもある。

原因はセルフレジ

元々有人レジが2基あって、混雑時は店員2人がレジを打っていた。あ、今は打っていたとは言わないのか・・・
セルフレジが入ってからは、有人1、セルフ1。
フォーク並びの列の目の前にセルフレジ、その右手に有人レジがあり、セルフレジには「現金は使えません」と書かれている。

セルフレジは誰も使わない。
使っている人を見たことがない。
だから、行列が伸びる。
店員はもう1人いるのだから「セルフレジを有人に切り替えればいいのに」と誰もが思っている。口には出さないが

ある時、見かねた店員がセルフレジを有人モードに切り替えようとしたが、かなり手間取っていた。現金対応にするのが大変だったのだろうか、内部の事情は客にはわからない。

確かにこの店で客の支払いを見ていると、現金をじゃらじゃら出している人が多い。
見た目の印象としては9割が現金派と見受ける。
カードを使わない人に、なぜカードを使わないの?と尋ねると異口同音に「カードは際限なく使いそうで怖い」といった答えが返ってくる。現金ならば、あるだけしか使えないので安心というわけだ。
その気持ちはわかる。

では、なぜ僕が10年以上前からカードに切り替えられたかというと、お小遣い帳を付けているからだ。
ただ、付けているだけでは「現金」「カード」の収支はわからない。
エクセルで左右(貸借)の仕分け表をつくり、右側は「現金」「数種類のカード毎の支払い」「引き当て金」など。
左側は「銀行残高」「現金残高」「未収受金」など。
これにより、現時点の収支がわかる。
収支をマイナスにしてしまうと、僕だって「際限なく使いそうで怖い」ので、マイナスになった時は「引き当て金」を取り崩してプラスでその日を終える。


件のコンビニはその日も、レジに行列ができていた。
ただ、いつもと違ったのは「有人レジ」の店員が「セルフレジもご利用ください」と先頭の客に声をかけていたことだ。
そこで、僕が列の先頭に立った時「セルフレジ」にチャレンジすることにした。何事も経験、1度やらなければ、永遠に始まらない。

商品をカゴから取り出し、バーコードの場所を探し、スキャナーを当てる。
思えば、この作業、これまでに1万回以上は見て来たと思うが、自分でやるのは初めてだ。
コンビニでバイトしていた学生の頃、レジはまだ手打ちであり、レジは「打つ」ものだった。

スキャナーから放たれる赤い光線がバーコードに当たると、ぴっと音がして、商品名と価格がディスプレイに表示される。これはおもしろいじゃないか。
すべての商品のスキャンを終えると「購入」をタップ。
つづいて、ポイントカードの読取方法をどうするか?を尋ねてくるので、いつも店員さんにやってもらっているように「スキャン」をタップして、自らポイントカードをスキャン。

いつもならば、ここで「支払いはクレジットで」と言わなければならないが、それも言わなくていい(言ってもいいけど)

支払い方法をタップして、いつものようにカードをスキャン。
レシートが吐き出されてくる前に「これ、袋です」と有人レジの店員が手を伸ばして、カウンターにレジ袋を置いてくれた。

次からセルフレジを使おう。
どこの店でもセルフレジは閑古鳥が鳴いている。
「あんなの、誰が使うんだ?」
「立ち往生したら恥ずかしい」
と遠巻きにする視線を尻目に、すいすいと支払うのは悪くない。

 

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