札幌 五輪マラソン(1)
2019年11月1日
東京五輪の男子・女子マラソンの開催地が東京から札幌に変更された。
近代五輪が1896年に始まって以来124年、五輪開催地以外でマラソンが開催されたことはなく、史上初の取組となる。
■五輪マラソンの歴史
1896年
第1回アテネ大会 距離:37km
地元のスピリドン・ルイスが優勝。
競技場では、地元選手の活躍に感激したギリシア皇太子が最後の200mを並走し大会のハイライトとなった。
マラソンは「大会の華」として、その歴史をスタートさせたのである。マラソンの華は「開催地のメイン会場にゴールする」ことなのである。
1908年
第4回ロンドン大会 初めて42.195kmで行われる。後にこの距離が正式ルールに採用された
この大会では、ゴール直前、転倒を繰り返しながらも1位でゴールしたドランド・ピエトリ(イタリア)が、大会役員が思わず手を貸したため失格となった
1912年
第5回ストックホルム大会
大河ドラマでお馴染み、金栗四三が出場
体調不良で無断棄権
これが、後にマラソン最長記録(54年8ヶ月6日5時間32分20秒)を作ることになった
1964年
東京五輪
円谷幸吉が日本人で初めてマラソンのメダルを獲得(銅メダル)国立競技場に大会唯一の日の丸を掲げた
日本では、大手新聞社のアンケートで「見るスポーツ」の上位に「マラソン」があがる。
他国に比べて、日本ではマラソン人気が高い。五輪では注目度が高く「大会の華」である。
1984年
ロサンゼルス五輪より、女子マラソンが競技に加わる
1992年
バルセロナ五輪 森下広一が銀メダル、有森裕子が銀メダルを獲得
1996年
アトランタ五輪 有森裕子が銅メダル獲得。競技直後のインタビューで「初めて自分で自分をほめたいと思います」の名言を残した。
2000年
シドニー五輪 女子マラソンで高橋尚子が五輪マラソン日本人初優勝
2004年
アテネ五輪 女子マラソンで野口みずきが優勝
2020年
五輪史上初めて、開催地以外でマラソンが開催される
つづく
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