湘南国際マラソンの歴史① 江ノ島にゴールするのが夢だった
2019年12月1日(日)は第14回湘南国際マラソンが開催される。
僕自身は第1回大会を走ったきり、縁遠くなっている大会だが、その現状はいつもチェックを忘れない。
他の大会はチェックを忘れても、湘南だけは目が離せない。
なぜならば、要項が猫の目のように変わるからだ。
第1回から第7回までは、毎年、大きな変更があった。
では、そのチェック記録をご紹介しよう。
【第1回】
2007年3月18日
江ノ島を起点に湘南海岸を往復するコース
参加費8,000円
定員7,000人
2006年まで東京近隣の春マラソンは板橋Cityマラソン、かすみがうらマラソンだけだったが、2007年に東京マラソン、湘南国際マラソンが加わった。
東京マラソンと同時期に募集が行われ、東京マラソンの抽選結果が通知された後、第二次抽選結果が出る10日ほど前にエントリーを締め切った。
江ノ島がスタート/ゴール会場に使われたのはこの1度きり。
江ノ島大橋を渡ってゴールする姿を夢見ていたが、残念ながら31.3kmの関門で止められてしまった。
(当時は制限時間5時間40分)
関門を逃れた最後尾ランナーの後ろをのろのろ走る収容バスで僕は、来年こそは江ノ島大橋を渡るのだと決意した。
第1回の参加賞はスポーツバッグ。
Tシャツが完走賞というのが珍しい。
現代でもTシャツを参加賞ではなく完走賞に設定している大会は無いのではないか。
従って、僕はこのTシャツをもらい損ねてしまった。
僕の知り合いがTシャツ受取カウンターの前で、海産物のお土産を渡そうと待ち構えていたことを後で知った。
必ずここに来るものと思っていたらしい。そりゃ僕だってそう思う。
スポーツバッグをもらった時は「こんなモノ誰が使うのか」と思ったが、その後、旅マラソンの度に使った。軽くて大容量。重い荷物を持ちたくない旅マラソンにはとても重宝した。
【第2回】
2008年3月16日
コースが江ノ島発着ではなく、大磯発着となった。
理由は江ノ島に緊急車両の通行路が確保できないことが挙げられたが理由は定かではない。
そして、直近には西湘バイパスが台風で崩落したことを理由にマラソンから30kmレースに変更された。
江ノ島ゴールを夢見ていた僕は、コースが変わった時点で参加意欲をなくしてしまった。
このレースはひたすらまっすぐ走り、折り返すと、ひたすらまっすぐ戻るコース。
前方遠くまで膨大な数のランナーが見通せる。それが何時間も続く。
走っている時はあまり感じなかったが、後で考えると、途中で気分が変わらないことは辛かった。また一定のフォームで走り続けるため、足への負担も大きかったのではないかと推察する。
【第3回】
2008年11月16日
開催時期が3月から11月に移動
距離はマラソン(42.195km)に戻ったが、会場は江ノ島には戻らなかった。
制限時間が6時間に延びた。
コースが江ノ島に戻ることを祈って、情報をチェックしていたら、開催時期が「秋マラソン」に移動すると聞き、マラソンは「年に一本、春マラソン」と決めている僕はひっくり返った。
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