札幌 五輪マラソン(2)
2020年夏、124年の五輪史上初めて、開催地以外でマラソンが開催される。
2019年9月15日
「東京の五輪コース」(当時)で日本国内選考レース「MGC」が男女同日開催された。
このレースは東京五輪男女マラソンとほぼ同じコースで行われた。
コース
明治神宮外苑~神保町~日本橋~浅草~日本橋~品川~日本橋~皇居~明治神宮外苑
なぜ「ほぼ」かというと、オリスタが未完成だからだ。
五輪本番ではスタート・ゴールの「明治神宮外苑」の部分がオリスタに替わる。
MGCは本番とはスタート・ゴール地点と周辺コースが異なったが、それが男子の1、2位を決めるポイントになった。
優勝した中村匠吾は試走の段階で最後の「明治神宮外苑」を勝負のポイントに挙げていた。
もしも、五輪本番コースでMGCが行われていたら、1-2-3位の並び順は変わっていたかもしれないし、そもそも一部とはいえ、本番とは違うコースで選考の勝負がついたことに違和感が残った。
男子 1位 中村匠吾 2位 服部勇馬
女子 1位 前田穂南 2位 鈴木亜由子
五輪ではバルセロナ五輪のように遠隔地からスタートする大会はあっても、ゴールはメイン会場の陸上競技場というのが五輪の華。
公道からスタンド下の暗渠をくぐると、スタンドに詰めかけた大歓声が迎える。
その中で陸上トラックをビクトリーRUN。あるいはここで最後のデッドヒート。
ゴールすると、その場で表彰式。
メインスタジアムに自国国歌が流れ、国旗が揚がる。
これほどマラソン・アスリートにとって誇らしいことはない。
開催地以外での開催は、それらの栄誉を取り上げておいて「アスリート・ファースト」とは思えない。
マラソンが東京開催だった場合、MGCに出走した日本人選手だけが有利だ。
ほぼ本番コースを(歩道ではなく)公道を封鎖してレースを走ることは、大きな知見になる。
他国の選手は映像で見ることができるが、映像がすべてを表現することは難しい。
現在、日本に金メダルの有力候補が居て、他国の選手としのぎを削っているという状況ではない。
少々、有利になったとしても、自国開催だから、それくらいのアドバンテージがあってもいいじゃないか。
多くの日本人、陸上関係者はそう考えていたと思う。
一方では、他国の陸上関係者はどう思っていただろうか。
2019年9月15日時点では、東京五輪マラソンが東京で開催されることを疑っている人はいなかった。
少なくとも日本には・・・
つづく
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