MAURTEN GEL 100の切込みは、どれくらい深くすればいいのか
「ジェルは切込みが甘いのでレース前に切込みを深く入れてください」という注意書きにどう対応したか。
写真右はノーマルの状態
これでは、レース中に開けようとして往生するらしい。
写真中はタテ方向に大きく切込みを入れたもの
あと1mmで中身が飛び出てしまう!というところまで切っておいた。
写真左は万が一タテ方向が開かなかった場合に備えて、ヨコ方向の通常切込みをさらに大きく切り開いたもの
そして、実際のレースでは写真中のタテ方向の切込みで、容易に開けることができた。
内容物は液体ではないので、封を切った途端に飛び出てこぼれてしまうことはない。
その物体は例えるならばスライム。
実際には羊羹をゼリーにしたような味と食感。
まさに「食べやすい羊羹」をレース中に食べている感覚だった。
決して悪くない。いや、これで「通常のジェルの3倍の炭水化物が吸収できる」という売り文句が本当ならば、非常にいい!
ただ、エネルギーが効率よく補給できることと、エリウド・キプチョゲのように速く走れることは別問題。
キプチョゲはMAURTENを摂ったレースで世界記録を出したが、それはいくつかの理由が複合した産物であり、MAURTENがどれだけの比重を占めるのかはわからない。
レース結果は複合要因により決まるのであり、この日の「高温」という突出した悪条件の元では、MAURTENの真価はほとんど発揮されなかった。
では、次のレースではどうか?というと、レース中の補給ジェルとして「ショッツ・エナジージェル」など他のすべてのジェルを止めて、MAURTENだけで走ってみたいと思っている。
往路の間、追い風が背中を押していた。
それは「押している」と感じたのではなく、何も感じなかったことで、そうだとわかった。
無風の場合、若干の追い風を身体は感じる。
いくら、亀のようとは言っても、走っているのだから、風圧は身体にかかる。
それが全くなく、まるで無風の中にいるように感じていることこそ、追い風の中にいるということだ。
17.2km
二周めの折り返し点
この往路5kmはまずまずのペースをキープ。
だが、予感は当たっていた。
ここから、逆風を受けて、次第にペースが落ちていくのだった。
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