地道に走り、最下位を脱出
22.2km
2周目を終えてスタート地点に戻る
肩が凝ってきたので、予備としてウェストポーチに入れておいたピップエレキバンを貼ることにする。
ところが、入れたはずの場所を手でまさぐっても見つからない。途中で貼っている余裕などないということだ。来期のマラソンでは始めからすべて貼っておこう。
今回のレースでも磁石の威力は絶大だった。練習時に「ここが痛くなる」とチェックしておいた6カ所に貼ったところ、その場所には一切痛みが出なかった。
帰宅してから気づいたのだが、受付でもらった配布資料の中に「リ・ソビームちっぷ」なる商品の試供品が入っていた。試しに筋肉痛が出ている場所に貼ったところ、痛みが軽減した。ただ、ピップエレキバン以上の効き目というほどではない。
コースは日を遮るものがなく、太陽が僕らに容赦なく照りつける。10月の最終日曜日とは思えない陽気。この時気温は21°に達していた。マラソンを始めて以来、レースで経験する最高気温だ。
ズームX ヴェイパーフライ NEXT%も、MAURTEN GEL 100も、十分な練習距離も、この暑さの前では効力を発揮しない。
つくづく「暑くなる可能性のあるレースを走ってはいけない」ということを思い知らされている。
スタート直後は、昨晩の雨で滑りやすかった鉄板は乾き、走りやすくなっていた。
折り返した後、前方から来るランナーのゼッケンで、どのレースを走っているかが確認できるのだが、どうやら僕は最下位を脱出したらしい。1人ないし2人が僕より後ろを走っているようだが、いつ抜かしたのかは記憶が無い。
できれば、1人でも前を往くランナーを捉えたいところだ。
レースを終えて、僕の1つ前の順位を走っていた山田さん(仮名)に話しかけた。
追いつこうと思って必死に走ったんですけどね。
すると山田さんも「こっちは追いつかれまいと必死に走ってました。でも歩かないでコツコツ走ってスゴいなと思ってました」
そうヤマダさんが言ってくれたように、ひたすら地道に走る三周めが終わる。
4周めイン
32.2km
スタート会場折り返しのエイドで、チョコを1つもらう。
かつて、東京マラソン2009で「ハンガーノック」に陥っていた時、沿道の女性(私設エイド)がくれたチョコ1つで復活した経験がある。
口に放り込んですぐにカリカリと噛む。レースが始まってから飲むか、流動食ばかりだったから噛むのは刺激になっていいかも知れない。
もうなんにでも、すがりたい。何かのきっかけで覚醒しはしないだろうか。
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