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2020年2月 7日 (金)

これまで見たことのない不思議なテレビ?番組 笹木香利のSALUS all in one

水曜日の午後、録画しておいた「スカーレット」を見終えて、さぁ買い物にでも行こうかと思いながら、ニュースでもやってないかとリモコンを操作していたその時、テレビ画面に奇妙な映像が映し出されていて、目が点になった。

歳の頃20台半ばの小綺麗な女性が、スマホを触っている
背景はラジオのスタジオらしく、山下達郎のジャケットで見たことがあるようなアメリカ西海岸のいかしたイラストが描かれたLPほか、数枚のレコードが飾られている。
背後には音楽が流れている。
時折、彼女は身体を揺らしてリズムを取っているようだが、そうではなくて、ただ静止しているのかも知れないと思えるほど、ほとんど動かない。
時々、彼女は向かって右側にいる誰かに向かって話しかけているので、そこにスタッフがいるのだろうと推察されるが、その音声は拾われていない。

聞こえるのは音楽だけ
そこに女性が佇んでいる

You Tubeにはそういう趣向の番組があり、人気を集めていると聞いたことはあるが、これはテレビである。
だいたい、何チャンネルが付いているのだと、もう1度リモコンの↑↓ボタンで操作すると、それは10チャンネルだった。

番組の名前は SALUS all in one
東急沿線で配布されている東急のフリーペーパー「SALUS」が運営するFM局「FM SALUS」とケーブルテレビのイッツコムチャンネル10で同時放送しているらしい。

音楽が終わる頃、彼女はヘッドホンを頭にかけて、曲名を述べるとコマーシャルへ。
だが、その間も彼女は映っている。
CMの間に映像が流れてるなんて、なんて可笑しいんだろう。

パーソナリティを務めるその女性の名は右ペインに笹木香利と表示されている。
ささきかおり
さっそく「Google先生」に尋ねてみる。あまり多くの人が変換しないのか、なかなか候補が出てこない。

タレント、女優
どうやら、そこそこ有名な人なんだな
それにしても、音楽に詳しい
喋りの歯切れがいい
表情に嘘がなくて潔い


DJとして話している間も、彼女はカメラに目線を送らない。
あくまでラジオをヨコから映しているという絵作りなのだろう。
それがいい
視線が来そうで、来ない
この番組を考えた人は、なかなかやるな


SALUS all in oneは3時間番組だが、そのうちテレビで見られるのは中間の1時間のみ。
15時になると「ここでイッツコムチャンネルの皆さんとはお別れです」と言って、映像が終わってしまった。笹木香利がカメラに向かって手を振ってくれることもなく
子どもの頃「一部の地域」に住んでいた僕は、全国ネットの野球中継でこうした仕打ちには慣れていたが、こんな気持ちは久しぶりだ。つまり、もうちょっと見ていたかった。

次も見たい
ふだんの水曜日は家に居ないので、レコーダーに「毎週録画」をセットした

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