「手乗り女」と「肩乗り男」
2話にわたり「大ばん取り」を問題提起したのだが、最近、新たに電車の中で気になることができた。それは・・
1.手に乗ってくる人が増えた
2.肩に乗っている人が増えた
1.手に乗ってくる人とは?
5人掛けの座席に定員どおり5人が座っている
停車駅で左どなりの人が下りて、席が一つ空く
それをめがけて「手乗り女」がやって来た
ひと1人分のスペースは空いているので、その身体が無理なくはまり込む
電車が発車する
しばらく経つと、僕は左腕に圧を感じはじめる
その圧は徐々に静かに強まっていく
やがて、神経と血管が圧迫され、血の巡りが悪くなり、不快感が我慢の限界に達する
見ると「手乗り女」の肘が完全に僕の肘に乗っている。あるいは、強く食い込んでいる
このまま降りる駅まで耐えようと思う
だが「手乗り女」はスマホを必死に操作しており、僕を押している手が小刻みに動く。その度に女の腕は僕の腕にさらに食い込んでくる。その圧はますます強くなっていく
このままにしておくと、気分が悪くなりそうなので、女の腕の下から1度腕を引き抜いて位置を変える
「手乗り女」は一瞬、なに?と思ったようだが、悪びれた様子はない
自分が手を乗せていたという自覚がないのだ
しばらくすると、再び、圧迫が始まる・・
これは、誰もが着ぶくれする冬場に限ったことなのだろう
半袖の時期であれば、素肌でふれあうことになり、さすがに「手乗り女」も、差し控えるはずだ
2.肩に乗ってくる人とは?
ロングシートの両端の席は、いつも「端っこさん」の御用達
端っこに座れば、片側にはとなりに人が座らないからだ。
だが、となりに座る人は居なくても"立つ"人は居るのである
そこは"彼ら"のお気に入りの場所だからだ
座席が空いていない時、ドアポケットの位置を好む人がいる
ポケットにはまっていれば、停車時に一旦ホームに降りなくて済むと思っている
開くドアに手や荷物を引き込まれるリスクがあることには、思いが至っていない。指を骨折するまでは止めないだろう
ドアポケットを好む「肩乗り男」は自分だけの世界に入り勝ちだ
スマホを操作しながら、ロングシート側のバーを背もたれにする
軽く身体を預けるだけでなく、全体重をかけるので、身体は次第に「端っこさん」の上に覆い被さっていく。背中が完全に頭や肩に乗っかっている。
日本では古来からそれを「傍若無人」という
傍で見る分には可笑しいが、身内にはいて欲しくないと思う。
動画を添えることはできないので、この文章では可笑しさが伝わっていないかも知れない。今度、電車に乗ったら、観察してみて欲しい。
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