いつも、図書館員に感じているストレス
僕はいつもこの瞬間にストレスを感じている
それは毎週の定例行事「図書館通い」で、ほぼ毎回のように起きる
返却です
まず初めにカウンターに立ち寄り、図書館バッグから本を取り出して、カウンターに積む。
図書館員が一冊ずつぱらぱら漫画のように本をめくって確認する。
ページの抜き取り、切り取り、書き込みなどがないかを確認しているのだ。
少々旧聞だが、2001年刊行「図書館で考える道徳」によると、東京23区の図書館で書き込み被害の割合は13.5%。つまり10冊に1冊強の割合で、利用者による書き込みがみつかった。
図書館本の被害は書き込みだけではない。
多いのはページの端の▼折り曲げ
恐らく「ここは大事」と思ったのだろう。
要点?にびっしりと波線が引かれていることもある
何が心に響くかは人それぞれ。押しつけないで欲しい
図書館ではないが、キンドル本で「100人がハイライト」という表示も余計なお世話だ。SNSかっ!
「ページの抜き取り」「落書き」といった極端なものから、鼻毛を並べているといったものまで、図書被害は枚挙にいとまが無い。
だから、図書館員は真剣にチェックする。
その作業が15冊繰り返される間、僕はカウンター奥の掛け時計を眺めて待つ
つづいて開架へ回り「最大枠」までの差を埋める
インターネットで予約して「確保済み」の冊数は事前にチェックしてきている
最大枠=確保済み+開架から選択
これを図書館の公式と呼ぶ^^;)
最大枠が15冊で、確保済みが8冊の場合、開架を周り7冊を選んでくる
そして、再びカウンターへ
7冊をカウンターに置き、貸出カードを提示する
ストレスはここで起きる
図書館員がカードをスキャン
ピンポンといい「確保済み」アラームが鳴る
「予約資料が来ていますね。お持ちになりますか?」
いや、ここまで来て、お持ちにならない選択があると考える方が難しくないか?
と口には出さずに、お願いしますと告げる
そして、ここがクライマックス
図書館員がカウンターに置いた本を数え始める
つづいて、端末に表示された「確保済み」の冊数をかぞえる
「あ、オーバーですね
(僕の怪訝な顔をみて、数え直して)
いや、ちょうどか」
これを毎回聞かされるのに飽きている。
もう少し、利用者を信じてはどうだろう
人は立場を与えられると、その執行官としての役割以外のことが見えなくなってしまう。
サービス提供者として笑顔で接すること、相手の気持ちをくみ取ることは置き去り。
「ルール通りに正しく運用する管理官」
にはまり込んでしまうのである。
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