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2020年3月 3日 (火)

設楽の日→井上の日→大迫の日

門前仲町の折り返しを終えるとすぐ中間点 1時間2分1秒
単純に2倍にすると4分2秒
コース中もっとも上下動がある「すみだ区間」は中間点を境に往きと帰りは同条件。
従って、東京マラソンのコースは5kmまで一気に下る分、前半の方が高速コースだ。
さらに、気温が上がり日差しが強まってくることを鑑みると 4分台のゴールは厳しいと言える

設楽が第2集団の先頭から中盤に下がる。額に汗が光る
レース前「五輪辞退発言」「1億とってハワイで豪遊」と最も余裕を感じさせていたのが設楽悠太。
だが、今日は「設楽の日」ではないようだ

23km
予定より早くペースメーカーが2人減ってしまう。残った1人が戸惑いペースを上下させたため、大迫はGPS時計でペースを確認して後方に下がる。先頭にぴたりとつけていた井上も少し距離を置く

25km
「すみだ区間」が終わり、ここから先ゴールまでアップダウンは無い
井上は口が開いている。大迫は第1集団の最後尾で1人旅。時折GPS時計を見てペースを確認している

1時間21分28秒
車椅子マラソンは五輪代表の鈴木朋樹が大会記録を更新して優勝

29km
銀座の観衆はまばら。大迫は声援にうんうんと応えている
これまでは見たことがない大迫の態度
MGCを境にして、心境の変化があったのだろうか

30km
最後に1人残っていたペースメーカーが外れる。
トップはエチオピア(ETH)の3選手
井上は5位集団6人の中で落ち着きを取り戻している
今日は「井上の日」か?と想った途端、その10秒後に大迫が迫ってきた。走りにバネが戻っている!
「大迫の日」なのか?これはわからなくなってきた

32km
日比谷公園から泉岳寺へ向かう道
大迫が集団に追いついた
井上の背後にぴたりと付ける
井上、再び口が開いて歯が見えている。
様子を見ていたが 32.5kmで大迫が井上を抜く。
右に振り返り、井上の表情を確認すると集団から抜け出した。
「五輪枠」を守らず「優勝」へ勝負をかけた!
これが大迫の挑戦。大迫の顔が涼しい。井上が唇を噛んだ

大迫の走りがAFの力を得て弾んでいる。
Qちゃんが「今までにない大迫選手を見ている気がする」と解説
ネオンイエローの厚底ミッドソールが、僕らランナーに「どうだ、履いてみたいだろう」と誘ってくる
黒いアッパー×ネオンイエローのソールという靴は多くない
そして、とてもカッコイイ
1997年8月に発売された「TOTAL MAX UPTEMPO」20,500円 がこのカラーリングで、僕は3月発売のGET ON!で一目惚れして靴屋さんに予約した。
このカラーを手に入れるには1stカラーを買わなければならない。

35km
先頭集団3人のペースが落ちている。先頭を捉える画面の端に大迫が微かに見えてきた。

泉岳寺折り返し。ベルギーの五輪代表バシルアブディが大迫と並走。先頭を追うには仲間がいるのはいいことだ
バイクの金哲彦が「向かい風の心配は無い」とリポート。ほっとひと安心

五輪出場を既に決めているバシルアブディが大迫に「後ろにつけ」と合図して前へ出る。せっかくのご厚意だが、大迫はムリせず付いていかない。身体と相談して、目標を「五輪枠」「日本記録」に切り替えたようだ

東京マラソン(現コース)を走った経験からいうと、ここからゴールまでは快適。沿道の声援を受け、楽しくて仕方がない場所だ。ここを走りたいから、いつかまた、東京マラソンに応募するだろう。

38km
大迫が5位に上がる。しきりに右脇腹を押さえている。ラップが3分6秒に落ちる。大丈夫なのか?がんばれ大迫!

38.6km
優勝争いはレゲセとレマの一騎打ちからレゲセがスパート
脇腹を押さえ口が開いたが、目力がしっかりしている大迫 1kmラップは3分2秒に戻す
日差しが後ろから容赦なく大迫を灼く

40km
大迫が1時間58分53秒で通過。4位に上がる
脇腹を押さえた時、初めて顔をしかめた。
腕をいっぱいに振って前へ前へ!ラップが3分1秒に上がる
もう大丈夫だ。ここで、今日が「大迫の日」だと確信した

つづく

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