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2020年3月24日 (火)

タブレットとして活躍しなかったASUS VivoTab TF810C

情報機器の三種の神器はパソコン、スマホ、タブレット
僕が初めてパソコンを買ったのは1990年、エプソン386NOTEA
初めてのスマホは2008年、WILLCOM 03 WS020SH
当時周りでパソコンやスマホを持っている人は居なかったので、新しモノ好きということになる。職場では「パソコンとか電子手帳とかを使う変わり者」として畏れられていた。


しかし、タブレットを手に入れたのは2013年。
世の中に出回り始めてから、3年が過ぎている。
(ただ、周りにもタブレットを使っている人は居なかった)
僕のタブレット参戦が遅れたのは「使う場面がない」と想っていたからだ。

2012年6月
台湾のコンピューター機器メーカーであるASUS(えいすーす)が「VivoTab TF810C」を発表した。
2012年秋は、各社から一斉にWindows8搭載ノートPCが売り出されたタイミングで、ASUSもそこに参戦した。

「VivoTab TF810C」は別売の「モバイルキーボードドック」を接続すると、見た目はノートパソコンそのもの。
これならば、タブレットとして使いたい場面が訪れたら、切り離せばよい。その一挙両得の合理性に強く惹かれて、発売日に購入したのだった。

これが一応、僕にとっての「初タブレット」なのだが、結果的に、この機械を所有している間「タブレット」としては一度も活躍しなかった。

キーボードは容易に切り離すことができ、あっという間にタブレットに変身するのだが、切り離した途端それは「キーボードが使えなくなったパソコン」になっただけ。不便極まりない。
結局「いつでも画面が切り離せる」単なるWindowsパソコンに過ぎなかった。
電動ルーフのconvertibleに乗っていながら、一度も屋根を開けないようなものだ。
その後、この機械は電源が入らなくなるトラブルに見舞われ、すぐにお別れした。


今想えば、この機械がタブレットとして活躍しなかった理由は2つ考えられる。
1,起動が遅い
2,タブレット利用に特化したアプリが乏しい

1,スマホを傍らに持っていると、スマホの速さが基準になる。
Windows8当時の起動は遅かった。Windows10では改善したが、それでも指紋認証のスマホには敵わない。

2,Windows8当時のWindowsパソコンは、アプリという概念は希薄で、それはまだ「ソフト」つまりMicrosoftオフィスの存在感で成り立っていた。

つづく

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