パソコン、スマホにつづいて、いよいよタブレットに手を出す日が来た
[注文を確定する]
いつものことだが、このボタンを押す時には様々な感慨がある
本当にいいのか?
贅沢ではないか?
いやいやお客さん、今すぐ押さないと(在庫が)なくなりますよ!
ネット通販というバーチャルなお店には店員はいない。
だから、僕が店員と客の一人二役をする。
店員が勝つこともあるし、客である僕が[×]で画面を閉じて、すべてなかったことにすることもある。
リアルな店舗ならば「また来ます」「ウチの大蔵省に相談しないと」といった慰めにもならない台詞が必要だが、ネットではただ[×]をクリックするだけ。
商品を見つけてカートに入れる>即決の時もあれば「後で買う」に保存して、しばらく寝かせ、本当に買いたい気持ちの発酵を待つこともある。
ただ、今検討しているこの商品については、ずいぶん時間がかかっている。
最初に「これって、どうなのかな」と興味を持ってから10年は経つ。
その商品の名は「タブレット」
キーボードがなく、画面に触れて操作するコンピューターのことを「タブレット」というが、タブレットという言葉が世の中に定着する前には「タブレットPC」という言葉があった。
2002年
マイクロソフトがタブレットPC発表。
小型コンピュータ向けOS、WindowsXP Tablet PC Edition を搭載する。
タブレットPCはビル・ゲイツが大好きな商品。当時、講演などで二言目には「タブレットPC」を口にしていた。
2002年11月7日
タブレットPCが日米同時発売される
日本では日本HP・東芝・ソーテック・富士通・NECなどがハードを発売。
PDAからの買い換え需要はあるだろうが、小型コンピューターとしての新たな市場を切り開くとは考えにくかった。実際「タブレットPC」が「ノートPC」を凌駕する日は訪れなかった。
その状況が変わるのは2010年
当時の背景として、Kindle、koboなど各社の電子書籍用ハードが出そろいつつあった。
同年7月、アップルコンピューターがiPad発売。
遅れること2年の2012年10月、マイクロソフトがMicrosoft Surface発売。
タブレットの定義は「キーボードがないコンピューター」だが、個人でノートパソコンを持たない層にとって、キーボードでも使えれば、それに越したことはない。
慎重に迷った結果、僕が最初に手にしたのは、画面とキーボードが"切り離せる"Windowsパソコンだった。
つづく
| 固定リンク | 0
「パソコン」カテゴリの記事
- ATOKパスポートに33年育ててきたユーザー辞書が戻ってきた(2023.02.10)
- 4ヶ月でGoogle日本語入力からATOKに復帰する(2023.02.09)
- 30年使ったATOKと別れ、Google日本語入力をできるだけATOKのように使う(2023.01.26)
- 30年連れ添ったATOKとのお別れ(2023.01.25)
- うをくとタイプミス問題(2020.10.08)