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2020年4月13日 (月)

2足めのMETARIDEを買って、わかったこと

2019年11月に購入、その後別カラーを買い足した「METARIDE」は、歩くことを格段に楽しくさせる。

最近、これにオーダーメイドのインソール「SUPER feet」を入れたところ、その相性はとても満足いくものだった。

脳は一定の動きに慣れると喜びを感じなくなる。
あれだけ「歩くことさえ楽しい」と思っていた「METARIDE」にも慣れ、新鮮さが薄れていたところに入れた「SUPER feet」
これでまた、初期の新鮮さが戻って来た。


「METARIDE」を2足ローテーションしてわかったのだが、この靴はウォーキングで100km使ったあたりから、反発力が落ちてくる。
「かっかっ」と地面を蹴っていた感覚が、少しずつ鈍くなっていくのだ。
それは、日々少しずつの変化なので 1足だけだと気づかなかっただろう。
3か月ほどで、2足目の「METARIDE」を履いた時、その違いがはっきりとわかった。

「かっかっ」と地面を蹴る音が戻った
足が前へ転がる感覚もエッジが立っている

そして、今回1足めの「METARIDE」に「SUPER feet」を入れたところ、足が前へ転がる感覚が明確になった。
「SUPER feet」で動きがシャープになるということは、この靴にカーボンプレートが入ったらどうなるか?
カーボンプレートを入れた「METARACER TOKYO」への期待が膨らむ。


そして「METARIDE」にはレースで使うのをためらうネックがある。
それは片足305g(27.0cm)もある重さ。
2006年に初マラソンで履いた、初心者向けマラソンシューズ「NEW YORK2110」を思い出す。
いくら僕がど素人!ランナーと言えどもこれは重い。
そこで、asicsから候補となるのが、片足190gと発表されている「METARACER TOKYO」だ。


品名:METARACER TOKYO
アッパーにはtokyoのロゴが入る
これは、東京に住む者
東京五輪2020に関わる者
そして、今年走れなかった東京マラソン2021ランナーにとって訴求力がある。

価格:22,000円(税込)
意外にもMETARIDEよりも8,000円ほど安く設定された。
ということは、いったいどれだけMETARIDEにはコストがかかっていたのか・・
アルファフライよりも11,000円安い。


2020年2月14日
asicsが会見で初めて「METARACER」発売に言及

1月末、NIKEのアルファフライを規制するために作られた新ルールにより、東京五輪2020で使用する靴は、4か月前に発売する必要性が生じた。
NIKEはそれによって、発売計画の前倒しが迫られたが、asicsは「METARIDE」からここまで1年、十分な準備時間をかけており、オンスケジュールだったと思われる。
その後、3月24日には東京五輪2020の延期が発表されて、各社は4月に発売する必要がなくなったが、asicsは 3月31日に「METARACER TOKYO」として4月17日に発売すると発表した。

しかし、4月10日「新型コロナウイルス感染症感染拡大防止のため」という理由で発売延期を発表した。
少しでも人が集まる機会を避ける判断として良いと思う。

もしも、直近のレースに投入しようと、発売を待ちわびているランナーがいるならば、公式サイトでは売った方がいいと思うが、長野マラソン、かすみがうらマラソンを初めとして、2020年春マラソンは全レースが中止を決めている(黒部名水マラソンのみ4月20日に態度表明)
直近のレースで履くために、この靴を待っている人はもういない。


さすがに「アルファフライ」「METARACER TOKYO」を両方買って試すのは酔狂が過ぎる。
既知で安心のアルファフライか、未知の経験への挑戦か

 

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