« 2020年秋マラソンはどうなる?(3) | トップページ | 在宅勤務は、独り言、言い放題 »

2020年4月23日 (木)

「在宅勤務してきました」というばらまき菓子

在宅勤務日記(5)

緊急事態宣言が出ていると言うこともあって、電車の乗客はいつもの3割くらいか。

誰に指示されたわけでもないが、誰もが1つずつ間隔を空けて座っている。ここまで徹底すると、見事だ。

それでも、電車が進むにつれて人が増えてきて、その間隔が埋まっていく。
いつもは、隣りに誰かが座るとちょっと緊張するのだが、僕のとなりだけが空いていると、少し心配になる。

僕はそんなに「コロナ、ヤバイ人」に見えているのだろうか。
単におじさんの隣りには、極力誰も座りたくないのか。
やがて、隣りにおじさんが来た。
嬉しくはないけれど、ほっとしている自分が可笑しい。


在宅勤務明けのオフィスは、何かしら違和感がある。
いつもより明るいな・・
ずいぶん長く来なかったような気がするのは、めっきり人が減ったせいか。
いや、違う
机の上に置いてある「お世話になりました」のせいだ。

なんじゃこりゃ?
パソコンのキーボードのヨコに置かれているビニル袋。
どこからどう見てもお菓子だ。
裏返してみると、製造業者はコロンバンと書いてあった。

パタリロかっ
(それは、バンコラン)
と一人ボケして、辺りを見回したが、誰も居なかった

「岩国に行ってきました」
みたいな、観光地のあざといお土産のセンを狙っているのだろうが、これはなかなかイイ。いや、すごくイイ!
それにしても、誰か辞める人いたかな・・

しばらくして、山岡君から「突然ですが、退職します」というメールが届いて、納得した。
コロナ対策で接触を避けるため、早朝にやってきて置き菓子して回ったという。

早速「Google先生」に尋ねてみると、Amazonで「コロンバン メルヴェイユ クッキー お世話になりました」という商品名で売られている。
54枚入りで2,592円
やすっ
電卓を取り出して叩くと、1枚あたり48円!

それほど恩義は感じていないし、誰もがお世話になった人ではないが、やたらと人が多い・・という職場から異動、退職する時「コロンバン お世話になりました」は好適だ。

中身のお菓子はというと、チョコレートをはさんだラングドシャー、誰もが想像できる、あの味。外すことがない。

これまで「岩手に行ってきました」的なお菓子は、安かろう・まずかろうという予見を持っていたが、一流の菓子舗が手がけてもいいのではないか。

佐世保の老舗「白十字パーラー」ならば、中身は「ぽると」で「佐世保に帰ってきました」というパッケージにしてくれれば、説明の手間が省ける。

誰が買うのだろう?
前を通りがかる度に「家賃がかからないから潰れないんだろうな」と想う和菓子店で「在宅勤務してきました」という10個入りのお菓子が500円で売っていたら、思わず足が止まりカードを取り出す。使えたらいいけど・・

税金を使うばらまきはいただけないが、会社のばらまき菓子は日本の伝統文化。新たなチャレンジを期待したい。

つづく

| |

« 2020年秋マラソンはどうなる?(3) | トップページ | 在宅勤務は、独り言、言い放題 »

ビジネス」カテゴリの記事