SONY スタジオ1980 は子供たちにとって反則のオンパレードだった
僕がベストのラジカセ、ゲットに向けて各社のカタログを精査してい当時、流行始めていたのがミキシング。
mixing
ミクシィをすることではない
音と音を混ぜることだ
レコーディング・スタジオで調整卓を操り、いくつもの音源を混ぜる(トラックダウンする)人をミキサーという。
糸居五郎のオールナイトニッポンやRKBベスト歌謡50の林さんみたいに、音楽を後ろでかけながら話すことに憧れた。
■ミキシング
ラジオ、AUX IN、マイクなどの音源をミックスして録音する機能
ラジオDJのように音楽に声をかぶせてオリジナルテープを作ることができ、プロの気分を味わうことができた
1974年発売のSONY「スタジオ1980」はレコーディングスタジオのミキサーコンソールを模した音量調節が付き、大人気を呼んだ。
僕はしらべるでこう定義している。
オーディオファン予備軍の子ども達を虜にしたラジカセ
A boombox that captivates the children of the audiophile reserve army
ラジカセは「ドラちゃん」(POCKETALK S ドラえもんEdition)によると boombox というらしい。そんなの聞いたことないなと「Google先生」にも意見を求めたところ同意見だった。
悪い!「ドラちゃん」一瞬、君を疑ってしまった。
スタジオ1980
■型番:CF-1980
■価格:42,800円
仕様
■サイズ:W376×H245×D106mm
■ラジオ:AM/FM 2バンド
1974年
スタジオ1980発売
1976年
スタジオ1980マークⅡ発売 43,800円
1977年
シリーズ最終型 スタジオ1980マークV発売 44,800円
スタジオ1980の魅力はミキシングコンソールもさることながら、最大出力3wで鳴らす16cmという大口径のウーファー(スピーカー)にあった。
そのスピーカーを強調する迫力満点のデザインは幼気な少年たちを、これでもかというほどいたぶった。
どーだ!
君の魂を揺さぶる音を聴かせるぜ
その音楽は君が作ったっていいんだぜ!
National クーガRF-877と並んで、スタジオ1980のデザインはまさに暴力的。その威力の前に僕らはひれ伏すしかなかったし、数十年の時を超え、今でもその偉容には畏怖の念が消えない。
当時、佐世保玉屋裏にあったSONYショップの店頭に、スタジオ1980の巨大な模型が展示されていた。記憶が確かならば高さ1mほどはあったと想う。僕は靴に釘を打たれたように、いつまでもその場から動けなかった。
(10分くらいで動いたけど)
つづく
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