外音(そとおと)と音楽の協奏を楽しむイヤホン
スゴいなこれ。当たりだ!
それは「外音取り込み機能」
(そとおと)と読むのだと思う。
左右のヘッドホンに内臓のマイクで周囲の音を取り込む。
ON/OFF切替。ONの時、3段階に取り込む音の大きさを切り替えることができる。
外音ONの状態で電源を入れると
窓の外の風の音、PCスピーカーから流れている音楽
あらゆる音が飛び込んでくる
使っていなかった神経が覚醒する
どうしたんだ?いったい
そうか、マイクで拡声しているので元音(もとおと)よりも大きいのだ。
イヤホンを耳にかけている人を傍からみると「こちらの音は聞こえてないな」と思うが、実際には大きく聞こえている。
会社のロビーを出る時は、スイッチをONにした後、音楽はONにせず、外音だけを聞いている。そうすれば「お疲れ様」とかけてもらった声が、きちんと耳に届く。
電車に乗ると、加速音、ブレーキ音、そして「次は品川」といったアナウンスが音楽と協奏する。
オーディオ小僧だった頃、ラジカセで試みていた「ミキシング」に近い。
これは、外音を排除する発想とは対極にある。
数万円もするようなイヤホンを寵愛する人たちの中には「ノイズキャンセリング」性能を重視する人がいる。
リアルな空間で「いい音」を聴くには、防音を設えた専用のオーディオルームと数十万円もする大型スピーカー、アンプが必要だが、現代住宅事情ではそれを手にできる人は限られている。
だから、高性能イヤホンで「いい音」を実現したいという気持ちはわかる。
外音と音楽の協奏
今は新鮮に楽しんでいる
購入前のラスト1マイルだった「ホールド感」は、まったく問題がない。
むしろ、とてもいい。
こんなにいいとは思わなかった。
ワイヤレスイヤホン「WF-SP900」購入に傾いていた時、内心不安に思っていたのは、満員電車の降車時、誰かに当たって落ちてしまうことだった。
床に落ちれば拾えばいいが、ホームとの隙間に落ちてしまったら一大事。
「NW-WS623」にはそうした心配がまったくない。
充電は付属の専用USBケーブルでパソコンからおこなう。
コンセントに挿すアダプターは付いていない。
市販のアダプターを使えば、コンセントから充電できると思われるが、まだ試していない。
電池は3日もつので、充電の度に「Music Center for PC」でプレイリストの曲を入れ替える。
プレイリストは4つ
「英会話」
オーソンウェルズのラジオドラマ「宇宙戦争」
「朝」
曲調が爽やかで、聴いた時に明るい気持ちになる曲を選ぶ
「落ち着く」
自律神経を整える音楽を集める
「帰宅」
心穏やかに1日を終えるに相応しい曲を選ぶ
これまで、使っていなかった通勤の2時間が「音」を聴く時間にアサインされて一ヶ月、既に生活の一部になりつつある。
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