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2020年7月 3日 (金)

2時までボリュームが上がると ○が来て苦情を言われた

ラジカセ生活が3年めに入ると、僕のラジカセへの興味はずいぶん薄れていた。かつてはカセットが回り、音が出るだけで奇跡を見るように打ち震えることができたのだが、今やそんなこと当たり前。スイッチを押せば音が鳴る。そんなありきたりの毎日に僕が刺激を求めたのは「オーディオ」

そのきっかけは「ヤングオーディオナウ」だ。
1975年に中1コースの別冊として発行されたオーディオ雑誌で、僕らど素人!のオーディオ小僧向けにオーディオの入門知識、コンポの選び方、最先端のオーディオ機器をまとめていた。まさにオーディオ入門総合誌である。

この雑誌でコンポとはレコードプレーヤー、チューナーから音を入れて、カセットデッキ、オープンリールデッキで記録。それをアンプで増幅し、スピーカーを鳴らすという基本を学んだ。

今のように「Google先生」が居ない時代なので、このように基本的なことから、最低限の予算で最高のものを集める知識までが、まとめてあることはとてもありがたかった。

知識をため込むほどに、それを実践したくなるのが世の常。
だが、高校生の僕には予算がない。
かつて、月200円のおこずかいを全額「TVマガジン」につぎ込んで、PTAで問題になった僕だが、その頃はぐっと増額して 2,500円。
ちょうど、LPレコードが1枚買える金額だ。
従って、おこずかいはそのままQUEEN「世界に捧ぐ」やビートルズ「リボルバー」BOSTON「幻想飛行」といったアルバムに消えた。

自腹でコンポを組むのは無理
当時の僕は家にあった家具調ステレオ~レコードプレーヤー、チューナーのセンターコンソール、両脇に同じ高さのスピーカー~しかなかった。

土曜の午後
お昼を食べるとステレオが置いてある洋間にこもる
QUEEN「華麗なるレース」を"2時"までボリュームを上げてかけて、フレディの振りを真似て全力で歌う
当時の僕は、ごく一部(1人とも言う)の友達から「佐世保北高のフレディ・マーキュリー」と呼ばれていて、大学に入ったらロックバンドを組み、フレディの「ぴたもっこりスーツ」を着てステージに立つための練習に余念が無かった。

ステレオアンプを持っている人だったら、この"2時"のボリュームが、どれだけ狂気かがおわかりになると思う。

割れるくらいに音が上がると警察が来て苦情を言われたのは、後年の尾崎豊だが、フレディを踊っていると、突然ドアが開き

「あんた、ええ加減にせんね。近所から苦情が来るよ」
と警察ではなく、姉から文句を言われた

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