一瞬の注意力が試合を分ける 九州に届けた勝利
2020年7月11日
J2リーグ【4節】
V・ファーレン長崎-愛媛FC
<後半>
36分
加藤大に替えて畑潤基
角田に替えてフレイレ
37分
両チーム5枚替えが終わったリスタート。ここで「豪雨」がまさかの出来事を起こす。
ゴールキックを蹴るGK岡本が足を滑らせ、ボールにヒットしない
水が溜まったピッチで走らないボール。ボールを注視していたイバルボが猛然と走り寄る。
一番近くに居た茂木はボールを見ていなかったため、イバルボが先着。
ドリブルでエリアに持ち込んだところで、茂木がユニフォームを掴み後ろから押し倒してPK
40分
イバルボがボールをセット
降りしきる雨
岡本は右へ飛ぶ
イバルボはほぼ中央にインサイドキック
長崎先制
ゴールが決まると、PKを与えた茂木は笑顔で両手を挙げてアピール
42分
イバルボが圧倒的身体能力でボールをキープしてCKをとる
秋野央樹のCKはアウトスイングの速いボール
カイオセザールがDFの間を縫いダイビングヘッドで突き刺す
カイオ、Jリーグ初得点
2-0
44分
雨でピッチにボールが止まり互いに足に付かない
愛媛FCがこの試合の初シュート 高木和徹がキャッチ
+3分
カイオセザールが上手く体を入れてCK獲得
畑潤基が「自分が」と申し出るがイバルボがそのままちょん蹴りしてキープ(ここはDAZNに映っていない)
このままイバルボが驚異的なテクニックでボールを保持して試合を締めた。
長崎開幕4連勝
試合後の整列が解けた後、主審にクレームを付けた愛媛FCの前野にイエローカード。
負けたのはGKが足を滑らせ、それを見ていなかった茂木がユニフォームを掴んだからであり、主審のせいではない。
「判定に不満を述べるのは、いつも敗者」 フランク・ライカールトの名言である。
<試合後談話>
カイオセザール
Jリーグ初ゴールとても嬉しいです。もっと決めていきたい。
(途中出場で監督からはどんな指示が?)
しっかりスペースを見つける意識をするよう言われた
(連戦に向けて)
自分たちを信じて突き進むのみ。自分たちは絶対できると思うので自信を持つことが大事だ。
手倉森監督
タクティカルなゲームで、崩し合うじれったいゲーム。我慢比べだなと。どっちが先に崩れるか。
膠着状態が続いた中で、こっちには崩しきるタマがあった。
ただ(イバルボとカイオを)いつまでも途中交代で使うわけにもいかない。
愛媛のようないなしてくるチームには、日本人どうしのコミュニケーションが守備では必要なのでサブで我慢してもらっている。
勝ち続けて上位にいけば、よそのチームもうちのサッカーを壊しに来るだろうから、その時はスタート(先発)の可能性が高まって来るだろう。
(サポーターへ)
拍手を受けた時は感極まる。人前でプレーできる幸せを感じた。
豪雨で苦境に立つ九州の方に勝ちを届けられてよかった。
J1昇格とその先の志を常に持って表現できるようプレーしていくだけです。
アタッキングサードで崩しの攻め手がない愛媛。ここまで今季の得点は大半がCK。前節はこれに加えて裏への紙一重の飛び出しで勝利を決めた。
V長崎はそこに対策して、CKを1つも与えず、オフサイドを4つ取った。
(長崎のCKは6、オフサイドは1)
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