レノファ山口には霜田正浩監督がいる
2020年7月29日(水)
J2リーグ【8節】
レノファ山口-V・ファーレン長崎
維新みらいふスタジアム
この試合は本来、2020年3月18日に【5節】として組まれていた。
今季2度めの mid week game
<前シーズンの山口戦>
△4月 7日【 8節】home V長崎 2-2 山口
○8月24日【29節】away 山口 0-3 V長崎
8節では 0-2 から玉田圭司の2得点で追いついた。
手倉森監督がベンチ入り禁止となった2戦め、原田武男コーチが指揮を執った29節は呉屋大翔(2)玉田の得点で勝利。
2戦とも玉田がFKから直接ゴールを決めている。
2018年シーズンより指揮を執る霜田正浩監督率いる山口との対戦はこれが3度め。
霜田正浩監督は明快で心に響く言葉で話す。試合前後のインタビューで泣き言をいうことはない。勝てばサポーターと選手のお蔭、負ければ監督の責任。
彼の言葉を聞く度、人はこうありたいと思う。
■霜田正浩の経歴
1967年2月10日
東京都豊島区生まれ
1985年
18歳でブラジルへサッカー留学。当時ブラジルでは三浦知良がプレーしていた。
1988年
フジタ工業(現在湘南)所属
1994年
Jリーグが始まった翌年、27歳で現役引退するまで社会人チームのみを渡り歩いた。
同年、大塚製薬徳島ヴォルティス(当時JFL)コーチとしてサッカー指導者のスタートを切る。
2001年
FC東京 強化部
2007年
ジェフユナイテッド市原・千葉ヘッドコーチ
2009年
JFA 技術委員会メンバー、技術委員、代表強化担当
2013年
五輪代表監督
2017年
シント・トロイデンVVコーチ(ベルギー1部)
2018年 レノファ山口監督(Jトップチーム監督は初めて)
以後、1年ごとに契約を更新している。
霜さん(愛称)のサッカーは美しく攻撃するのが本文。だから、ファンは見ていてワクワクする。
それに、霜さんは選手を育てるのが上手い。
レノファ山口監督就任以降、山口には小野瀬康介(J1ガンバ)、オナイウ阿道(J1横浜FM)、前貴之(J1横浜FM)、高木大輔(J1ガンバ)菊池流帆(J1神戸)三幸秀稔(J1湘南)が在籍していたが、いずれも「個人昇格」でJ1クラブに引き抜かれていった。
( )内は2020シーズン所属クラブ
今思えば、J2で首位争いをしていた2018シーズン夏のウィンドーで小野瀬康介が引き抜かれたのが痛かった。その年にJ1昇格できていれば、今頃、J1の常連クラブになっていたと思う。
前節、北九州に敗れた試合後、霜田正浩監督は次のように語っていた。
「ゴールまでの逆算でプレーを組み立てているが、シュートが打てない。クロスが上げられない。そこの思い切りが悪かった」
ツボにはまるとキレイな攻撃を見せる山口。
手倉森監督は誰を起用してどのような対策をとるのか楽しみだ。
→V・ファーレン長崎 2020シーズン記録
→V・ファーレン長崎 2019シーズン記録
→V・ファーレン長崎 2018シーズン記録
→V・ファーレン長崎の歴史
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