秋冬マラソンは35大会中34大会が年内不開催
コロナの影響で2020年のマラソンはほとんどの大会が中止になっている。
初めに東京マラソンが中止を発表した後、開催された大会は 2月23日の「五島つばきマラソン」のみ。
※当時、長崎県に感染者は出ていなかった
3月~5月の春マラソンはすべて中止。
現在、マラソン(ロードレース)はオフシーズンに入っている。
前回、6月30日時点では、秋冬に予定されているマラソン35大会中27大会が中止となっていた。
その後、新たに中止を発表した大会は次の通り。
※データは8月4日現在
■発表日(開催予定日)
7月8日
大阪・淀川市民マラソン(11月1日)
かねてより「7月早々に状況を発表する」としていた。
7月8日
NAHAマラソン(12月6日)
中止ではなく「延期」という表現を使った。
7月9日
青島太平洋マラソン(12月13日)
公式サイトでは「今年度の開催を断念します」として、中止でも延期でもなく「断念」という表現を使っている。
言葉は言霊。開催に向けて粘った熱意が、その言葉に表れている。
7月20日
国東とみくじマラソン(11月8日)
「大半の大会が右へ倣え」と中止を決めるなか「開催の流れ」を作ろうとした大会。ランニング専門誌「月刊ランナーズ9月号」では開催と掲載されている。
しかし、残念ながら「第2波」の到来に行く手を阻まれて、雑誌発売前日には公式サイトで中止を発表した。
7月31日
富士山マラソン(11月29日)
かねてより「7月31日に可否判断する」と発表していた。
8月4日
湘南国際マラソン(12月6日)
13時より記者発表をおこないYou Tubeでも中継。
2021年2月28日に延期
8月4日(12月20日)
はが路ふれあいマラソン
8月4日現在、予定どおりの開催が見込まれている大会は東京都の「伊豆大島マラソン」(12月12日)のみとなっている。
5月18日に「長崎平和マラソン」が初めて「延期」という表現を使って以来「加古川」「みえ松阪」「NAHA」「湘南国際」が同じ表現を使っている。
公道を封鎖するマラソンは行政、特に警察との折衝があるため、異なる時期に移すのは難しく「6か月後に延期」ということは希。
次回開催は1年後、同日程となる公算が高い。
「延期」というのは「東京五輪2020」が「2020」の冠を維持するような場合をいう。
「みえ松阪マラソン2020」は延期発表直後に「みえ松阪マラソン2021」を「1年後同日程」で開催すると発表した。
「NAHAマラソン」は「36回」のまま「1年後同日程」と発表。
(通常、自然災害等で中止となった大会は1回にカウントされ、次回は+1回が冠される)
「長崎平和マラソン」と「加古川マラソン」は未発表。
その中で"本当に延期"なのが「湘南国際」
この大会は元々、目まぐるしく開催月を変更している。一本道の封鎖というコースのシンプルさもあり、地元行政も柔軟に対応できるのだろう。
コロナ有事のなか、新機軸を打ち出せたことは気概に溢れていて素晴らしい。
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