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2020年10月31日 (土)

「三菱GTOパトカー」を先生に勧められる

ある日の昼下がり
「Google先生」から今日お勧めのニュースを聞いていた時だ
(Google newsともいう)

愛知県警で「GTOパトカー」が広報に異動した
というニュースが流れていた

以前「GTOパトカー」のミニカーを探していたのを「Google先生」は見逃さなかったらしい。ただそれは随分前のことだ。先生、記憶力がいい。さすが増収増益企業だ。

「GTOパトカー」とは三菱GTOをベースにしたパトカーのこと。
1990年「4人乗れるNSX」として復刻発売された三菱GTOは、フェラーリのようなスタイリングとどっしり構えた走りで、自称スポーツカーファンから顰蹙を買っていた。
モノ選びはデザイン最優先の僕は、そのかっこよさに惹かれて購入したのだが、後輩の若者からは「重いですよねぇ」「はしりますか(=遅いでしょ)?」と揶揄されたものだ。

ある日、東名阪を走っていた時、向こうから見慣れたカタチをしたパトカーがやって来た。
あれ?GTOじゃないの、いやそんなはずないか・・
しかし、その「まさか」だった。

詳しい事情は知らないが「GTOパトカー」は国の予算で調達されて、新潟県警、茨城県、埼玉県警、警視庁、神奈川県警、愛知県警、奈良県警、兵庫県警、広島県警など複数の都道府県に配備された。

一応、トップスピードを活かして高速交通警察隊の配備。
高速隊パトカーのお約束として、ボンネットにはバグガード(虫除け)が取り付けられている。

僕が「まさか」と想った理由は、その構造にある。
1度だけ、高速道路上で覆面パトカーに勧誘されて、乗車させていただいたことがあった。運転席と助手席に優しい青年が乗っていて、後部座席を促され、そこで赤い紙に住所と名前を書いた。拇印も押した気がする・・

高速隊のパトカーと言えば、後部から乗り込める「4ドア」が当たり前と想っていた。三菱GTOは「3ドア(1つはハッチバック)」である。
しかも「4人乗り」
3000ccクラスの乗用車は5人乗りが一般的だが、ミッドシップを模した形状のGTOは後部が狭く、フロントエンジン・4WDなので中央にはドライブシャフトが通っており、定員は「4」

パトカーでは「4」人でも問題ないが、後部座席にドアのないGTOでは"高速道路上で検挙した違反者を後部座席に座らせて切符にサインさせる"ことが難しい。
捕まえた被疑者を護送する(ドアが無いから逃げづらい)
スポーツカーで暴走する車を県境まで追いかけるということには向くかも知れないが、そんなことは滅多になく、パトカーとしては運用しづらいクルマだった。

1990年発売のGTOはモデルチェンジにより4種類の外観が存在するが「GTOパトカー」はそのうち3車種で作られている(以下は「Google先生」の写真検索で確認)

【1】初期型(リトラクタブルライト)
埼玉県

【2】1994年モデル
北海道、新潟県

【3】ツインターボMR
茨城県、警視庁、静岡県、愛知県(2020年10月、広報車輌として配属された)

僕が探していた「GTOパトカー」のミニカーにも以下の種類がある

メーカー:RAI'S
■新潟県警察高速道路交通警察隊車両 1/43
三菱 GTO Twin Turbo Z16A 1994 (唯一の1994年モデル)
無線アンテナ、フェンダーミラーまで再現!
■神奈川県警察高速道路交通警察隊車両 1/43
三菱 GTO Twin Turbo MR Z15A 1997
■警視庁高速道路交通警察隊車両 1/43
三菱 GTO Twin Turbo MR Z15A 1997
■愛知県警察高速道路交通警察隊車両 1/43
三菱 GTO Twin Turbo MR Z15A 1997

メーカー:PARAGON
■三菱 GTO パトカー 1/64
2020年11月発売 実勢価格:2,000円

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