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2020年12月31日 (木)

真逆の2020年

2020年は輝かしい最高の1年になるのだと思っていました。
それは2020年夏期五輪がロゲ会長の「とっきょぉ」というすっとんきょうな声で東京に決まった時から、ずっとそうでした。

しかし、予想と現実は違いました。
「真逆」という言葉は、こういう時に使うためにあるのだと思います。

真逆
【まぎゃく】正反対という意味の形容詞。
1990年代後半に言葉が生まれ、2004年の流行語大賞候補にノミネート。2006年頃から頻繁に使われるようになった言葉です。

概念的に、対極の立場であること。たとえば「彼らはリベラルとは真逆の人たちだ」というような場合。
また、物理的に180度の角度差の時に「真逆から照明を当てて!」と使うこともあります。

2010年時点では、主要事典に収録されていませんでしたが、2018年の広辞苑 第七版には収録されていました。
象徴的な出来事や時代背景から発生したことばではなく、地道に普及したものです。

■キーワード「真逆」ヒット数の推移

2008年10月現在
YAHOO! 3,250,000
Google 1,090,000

2010年7月現在
YAHOO! 8,690,000
Google 747,000

2020年12月現在
YAHOO! 230,000,000
Google 180,000,000


では、最高の1年の真逆だから、最低の1年だったという訳でもありません。
休みの日、外に出かけなくても罪悪感を感じなくて済むのは、僕にとってはとてもありがたいことでした。

それまでは、休みの日、空が何処までも青いのに、家の中にいて記録に残らない時間を過ごす。これでいいのか?と思っていたのです。
外に出なければ、なにかをしたということにならないと考えていました。

家に居てもよくなった春先、村上春樹の言葉を繰り返し思い起こしていました。

「お金で買えるもっとも素晴らしいものは、時間と自由と静けさだと僕は考えています」

stay homeのそこには「時間」「自由」「静けさ」がある。でも、それは今になってお金で買ってきたわけではなく、ずっと前からもそこにあった。
以前は手にしていながら「これでいいのか?」と思っていたのが、今や「これでいいのだ!」になった訳です。


必ずしも、良いことの真逆は悪くないということを学んだのが2020年でした。

今年も「しらべる」「しらべるが行く!」を読んでいただきありがとうございました。
2021年も時々読みにきてください。お待ちしています。
よい年をお迎えください!

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