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2021年1月 1日 (金)

古い音楽は古い機械で鳴らせ!

明けましておめでとうございます
皆様の健康そして願い事が叶えられることをお祈りします。


もしも、その日が中学生のあの日に訪れていたら、僕は「親の甘さ」を享受できていただろう。
あの日とは僕がラジカセを買ってもらった日のことで、その日我が家に届いたのは、National RQ-552 だった。

あまり、甘やかされずに育ったと自負している。
私の記憶が確かならば・・こども時代に「うちの父も子供が喜ぶ顔が見たいんだな」と思った日は数えるほどしかない。
初めは自転車が我が家に来た日。自転車を買ってもらうのは僕が学年で最後だった。
二度めは佐世保出張から帰って来た父のカバンから、サンダーバードのプラモが出て来た時だ。

ラジカセを買ってもらった日も、もちろん嬉しかったし、四畳半の居間でラジカセを手にどや顔写真も撮ってもらった。
だが、心のどこかに本命のマシンを手にできなかった喪失感があった。それは、そこから始まるおよそ5年のラジカセ生活の間、フリクションの消し跡が凸凹になった紙のように痕跡が消えなかった。

あれから46年の時を超えて、SONYスタジオ1980(以後1980)が我が家にやって来る。

1980を落札した翌日
ラジカセでテープがすり切れるほど聴いていたアルバムを、1980で鳴らしてみたいという欲望が頭をもたげていた。
それらのアルバムはLPで買い(あるいは借り)CDを買い、今はPCに入っていて、ノイズが混ざらない卒のない音で鳴らすことはできる。
だが、敢えて古い機械で古い音を鳴らすのも一興ではないか。
「新しい酒は新しい革袋に盛れ」の故事に倣えば「古い音楽は古い機械で鳴らせ」となる^^;)
初めて出会った頃の気持ちを思い出すかも知れない。


こんなこともあろうかと、雑誌でみつけた「音楽カセット専門店」を写メ(写真メモ)しておいた。いつか、カセットの趣味を持つ日が来たら・・
その日が来たのだ。

店に足を運ぶ前に、およその在庫感をしらべることはできないだろうか?
「Google先生」に相談すると、すぐに在庫状況を知ることができた。しかし、残念ながら、それはとても、足を運ぶまでもない規模だった。
それから、レコード、CDを取り扱う古書店のサイトもチェックしたが、カセットを取り扱っている店は見つからない。
「静かなカセットブームが来ている」と、件の雑誌は書いていたが、まだ専門店が成立するほどの市場規模は成立していない様子。


つづいて、ヤフオク、メルカリを探す。
すると、そこには業者と思しき人から個人まで、ざっくざっくと在庫の山が築かれていた。
当然ながら、レアものは全国から探せる。
出品数が多いタイトルは、最も状態がよい1本を選ぶことができる。

キーワード
「アーティスト名 アルバム名 カセット」
【例】
「井上陽水 断絶 カセット」

まず、初めに聴きたかったのは、僕が音楽に出会った「断絶」中1のとき音楽の先生が貸してくれた陽水のデビュー作だ。
しかし、何処にも見当たらない。メルカリの「SOLD」にもなかった。どうやら、カセットの発売自体がなかったようだ。

「井上陽水 カセット」
キーワードを1つ減らすと陽水3枚めのアルバム「陽水ライブもどり道」が1,000円を切る値段で売られていた。
やすっ!
即ゲット^^;)

僕からすれば、かなり貴重な年代モノ。1970年代といえば、市場に出回った数もそう多くはなかったはず。それなのに、この値段で買えるということは、買いたい人すなわち需要が少ないと言うことに他ならない。
思いの外、安く買えた懐かしの音楽カセットが、僕のコレクター魂に火を付けてしまった。


46年の時を超えて、憧れのスタジオ1980を手に入れた

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