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2020年12月29日 (火)

しらべるが選ぶ2020年の5大ニュース

【4】マラソン大会中止

2月17日
東京マラソン2020(3月1日開催予定)中止発表

日本政府が新型コロナウイルス感染症対策専門家会議を受けて学校の休校を要請する8日前、東京マラソンが中止を発表した
この時点では東京五輪2020は開催予定だったので、選考レースのみが行われた。

スポーツボランティアは極少数の人員に絞られて、大半は任を解かれた。
僕は既にウェアとキャップを受け取っていたが、それを身につけることはなかった。

2月23日
五島つばきマラソン開催
東京が中止を発表した週末、当時感染者数0だった長崎県で行われたこの大会が「コロナ以降」では唯一の大会となった。

6月30日
日本陸連が「ロードレース再開についてのガイダンス」を公表
「ネットタイム」の採用、開会式等の中止など

11月8日開催予定だった国東とみくじマラソンは「大会開催の流れを作る」と気概をみせていたが、中止に転じた。

8月4日
湘南国際マラソン(12月6日開催予定)が初めて直近時期(2021年2月28日)への延期を発表

大概の大会が「中止」と表記するなか、長崎平和マラソンを皮切りとするいくつかの大会が「延期」とした。
ただ、延期時期を明示しておらず、出場者からみれば「中止」と何ら変わりない。
みえ松阪マラソン(12月20日)だけが、1年後同時期の延期を公表しただけだ。
そのなかで、湘南国際マラソンは3か月後に延期時期を設定。一歩踏み込んだ姿勢を見せた。

■湘南国際マラソンの取組
・定員縮小(25,200人18,000人)
・ブロックスタート廃止
・ウェーブスタート
・マイボトル持参
・除菌スプレー配布
・沿道応援規制

その運営内容は、2021年以降の大会開催モデルと言えるものだった。
しかし、設定されていた催否確定期限の12月10日、中止が発表された。

恐らく「18,000人」という人数の密集が、ランナーが排出する飛沫の課題をクリアできないということだろう。

大規模スポーツ「開催」で選考するNPB、Jリーグの場合、市松模様※に座席指定できるため「間隔」を担保できる。

※二色の正方形(または長方形)を交互に配した模様。前後左右が空くよう座席を売ることで間隔を担保。着席者の場所を記録。濃厚接触者の特定ができる。

マラソンでは、号砲が打たれひとたび路上に出たランナーに対して「あなたはこの位置を走ってください。前後左右のランナーと2m距離を取ってください」と指定することは難しい。
誰ひとり追い抜くことはできず、18,000人全員が「キロ7分」のように指定されたペースで走るのは現実的ではない。

2021年1月24日に予定されている「新宿シティハーフマラソン」はロード開催を取り止めて、国立競技場で「3000m」競技を行うが、その定員は 60人である。


2020年暮れの今、マラソンの再開は見通せていない

2021年1月~3月 34大会の内訳
2 開催
2 地元居住者限定開催
29 中止・延期
1 未公表

開催
名古屋ウィメンズマラソン、とくしまマラソン

地元限定
五島つばきマラソン、四万十桜マラソン

中止・延期29大会のうち 11大会が「オンライン開催」を発表している。
当初はかぞえるほどだったが、京都木津川マラソンのように「皆さんからの声にお応えして」取り組む大会が加わっている。


1万人を超える「する」「みる」「支える」の人々が集い、誰と誰がどれくらいの時間接触したかがわからない取組「マラソン」
日本において効果的な予防と対処の方法が確立され、旅行、飲食、音楽LIVEなど大概の活動が平常に戻った後のラストランナーになりそうだ。

障害物のない公道をひたすら走るマラソンだが、スタートラインに立つ前のハードルはとても高い。ただ、時を待つだけではなく、新たな価値を生み出したければ、路上に立つしかない。

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