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2020年12月11日 (金)

ブルワーカー 背が止まる方法

「マスカラスの想い出」に脱線してしまったが、そもそもブルワーカーの話しである。
マスカラスに憧憬を抱いた僕は、その逆三角形の体を作っているのは「ボディビル」なる取組であり、それが自宅で誰でもできる用具として「ブルワーカー」なるものが売られていることを「冒険王」の広告で突き止めていた。

「女達は僕をひ弱な坊やと呼んだ」
やがて、一念発起した坊やがブルワーカーによって強靱な身体を手に入れて、ビーチで女どもが群がるという四コマ漫画に賛同できなかったのは置いといて、1万円を超える器具は僕には無縁のものと考えていた。それにはお年玉を5年くらい貯めなければならない。

ところが、それが現実になる。
下関の親戚を訪れた日のことだ。
従兄弟の身体が見違えるほど、がっちりとしている。
もしや?と思ったら、彼がブルワーカーを見せてくれた。
初めて見るブルワーカー。早速、いくつかのポーズを試させてもらう。
中学生の僕には負荷が高く、オプションで付いているプラスチックの目盛りはあまり動かなかった。
従兄弟の広背筋は見るからに大きく膨らんでおり、やがて逆三角形のシルエットを形作るだろうと予感させた。
すると、それを見ていた母が信じられない言葉を述べる

「ええね。うちも買おうか」

豚バラ肉がグラム10円安くなる日をカレンダーに書いている母。
僕があれだけ年月を掛けて必要性を説いたファーストミットをついに買ってくれなかったその口から、そんな言葉が出るのが信じられなかった。
母はママさんテニスの指導者を務めるスポーツウーマンではあったが、テニスにそれほど筋力が必要とは思えない。
なぜ、あの時あんなことを言ったのか、今頃になって聞いてみたくても、もう叶わない。

お年玉を崩すこともなく、ブルワーカーは僕の家にやって来て、僕は毎日、説明書に書いてある全身にわたるメニューを満遍なくこなしていく。そして程なく僕の身長の伸びは鈍化していき、ぴたりと止まった。
それがブルワーカーのせいだと気づいたのは、随分後のことだった。
やがて、使わなくなったブルワーカー。燃やさないゴミの日(昔はそんなのはなかった)に出した覚えはないので、今も実家の何処かに埋まっているのかも知れない。


コロナ禍のマラソン・リスタートに基礎トレーニングをしようと思い立った時、すぐにブルワーカーが頭に浮かんだ。

「しらべる」では2001年に記事を作り、折に触れて情報を更新していたブルワーカー

■ブルワーカーの歴史
1963年 発売
2008年 世界で900万本を突破
2020年現在、X5~5代目~を販売

久しぶりにしらべてみると女性・高齢者向けの「ソフトタイプ」が出ていた。

■ブルワーカーソフトタイプ
最大負荷14Kg(ハードタイプ:32Kg)
品番:FB-2025
実勢価格:11,500円
発売:2015年6月

これから筋力が衰えても無理なくできそうだ
イエローの筐体がイカしている
これならばインテリアにもなる(しなくてよい)

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