中止になった国立競技場の新宿シティハーフマラソン
ここ数年、スポーツボランティアとして毎回駆けつけていた新宿シティハーフマラソンが今年は中止になった(今日が開催予定日)
去年2月に東京マラソンが中止を発表した日から、あらゆるマラソン※が中止になっているのだから「そんなの当然でしょ?」と思うかも知れない。
※五島つばきマラソンを除く
本来ならば"順当に中止"を決めるところだが、新宿区はぎりぎりまで粘ったのである。それが次に記すカタチを変えた大会形式だった。
■大会名称
新宿シティハーフマラソン・区民健康マラソン みんなで走ろうin国立競技場
(第19回新宿シティハーフマラソン)
■競技
3000m、2000m、1000m、100m、50m、ファミリーリレー、ひよこ(42.195m)
■会場
国立競技場内
公道を使用しないランニングイベント
【 時系列の記録 】
2020年10月20日
概要発表、エントリー開始
最長距離種目「一般 3000m」
定員:60人
参加費:2,000円
☆昨年の第18回大会ハーフマラソン
定員:4,330人
参加費:7,000円
60人とは、かなりの狭き門だ。
そして、国立競技場を60人で占有する贅沢さは五輪並である。
先着順のエントリーであり、いち早く情報を見つけた人だけが「国立をほぼ貸し切り」で走る切符を手に入れることができた。
幸福な60人は恐らく、かなりの高揚感をもって楽しみにしたのではないか。
2021年1月7日
2度目の緊急事態宣言が発出
2021年1月8日
陸上競技連盟ガイダンスに従い中止決定
2021年1月24日(日)
開催予定日(中止)
この1年、全国のマラソン主催者たちが泣く泣く開催を中止してきた。
ランナーたちは、それぞれが今できる走りを身近な場所で、地域社会に気遣いながら続けている。
2021年元旦、ランナー仲間から届いた印刷年賀状には「マラソン復活!」「今年は走りたい」の文字が手書きで添えられていた。
新宿シティハーフマラソンのスポーツボランティアは、コース沿道またはゴールの神宮球場が活動場所となっている。
スポーツボランティアとして国立競技場のピッチに立つ機会は滅多にない。
大会が中止になると「見る・する・支える」人たちの心に落胆の雪が積もる。特に「する・支える」人たちは本番に向けた準備を積んで来ているので、積雪で家から出られなくなったような衝撃を受ける。
去年は、天皇杯「元旦、オリスタ、決勝」にV・ファーレン長崎が進めなかった(準決勝・鹿島の陣で敗退)こけら落とし以来、なかなか国立に縁が無い。
国立でスポーツを「見る・する・支える」
三要素達成をいつか必ず叶えたい。
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