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2021年1月17日 (日)

[PAUSE]ボタンが大好きな僕がレコードをカセットに録音する手順

独立行政法人の話しは、さぁこれからというところでぷつりと切れてしまった。
恐らく、数十年前の僕はそこで「切り忘れ」に気づいたのだろう。
音の断面から、それが[PAUSE]ボタンではなくいきなりSTOPボタンが押されたのがわかる。
録音の開始と終了は[PAUSE]ボタンと相場が決まっていた。

僕は[PAUSE]ボタンが大好きだった。
今でも写真を撮る時は「はいチーズ」ではなく「はいPAUSE」と言ってしまう(笑)

1970年代半ば以降のラジカセには大抵[PAUSE]が装備されていたが、当初は旗艦モデルの特典。
どの機種が初めて[PAUSE]を装備したかはしらべていないが、父の引き出しから発掘したテレコに[PAUSE]はなかった。


テープが[PAUSE]ではなくSTOPで終わっているところに、当時の情景が見えてくる。
プロのスタジオミキサーを目指していたわけではないが、ラジカセ時代の僕は「音の継ぎ目」にシリアスだった。
きっと、当時オーディオマニア予備軍だった同輩ならば、わかってくれると思う。


僕がレコードを録音する時の手順はこうだ。
録音開始ポイントで磁性体がヘッドに触れているとノイズが残る恐れがある。

まずは準備段階
1,えんぴつを使って一旦磁性体が見える所までテープを回す。そこから逆に巻いて磁性体を消去ヘッド位置の手前まで戻す。
2,テープをラジカセにセット
3,[PAUSE]+[REC]+[PLAY]押下

ここからが本番
4,レコードの針を盤面外周ぎりぎりに落とす
これは、[PAUSE]を押下して録音開始したあと、リーダーテープが送られて、磁性体が録再ヘッドを通り過ぎるまでの時間を稼ぐため
リーダーテープと磁性体は接着されているため、接合部分には厚みがある。そこでは音が暴れる恐れがあるため、磁性体がピンチローラーに到達した後、1曲目が始まる必要がある
5,[PAUSE]ボタン押下で録音開始
6,窓から覗く。1曲目が始まる前に進行方向のハブに磁性体が巻き取られたのが見えたことを目視して、作業完了

録音が始まった後も、他の家電を触ったりはしない。ブツッというノイズが記録されてしまうからだ。
僕がレコードを録音している時は、何人たりとも蛍光灯の紐を引くことは禁忌とされていた。

当時の僕は、部屋が暗いからと言って紐を引いた姉に散々な文句を言った。姉がその時なんと応えたかは覚えていない。
今度きいてみよう。
きっと「あんた、よぉそんな昔のこと覚えとるね」と言われると思う


46年の時を超えて、憧れのスタジオ1980を手に入れた

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