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2021年1月 2日 (土)

46年の時を超えて、僕は大きくなった

スタジオ1980きたーーーーーーーーーーー^^;)

在宅勤務の午前中に届いていた箱を仕事終わりの楽しみにとっておいた。
箱を開ける。
エアキャップにくるまれたラジカセが姿を現す。

割とキレイだ。いいんじゃないか?

ラジカセと共に46年を超えてきたACコードが、断線しないよう優しくつないでカセットを投入。

記念すべき最初のカセットは「1980 Rock grand prix」
1980年12月30日夜、NHK FMで放送された番組のエアチェックテープだ。
テープはTDK AD C-60
ただ、このカセットをどんな環境でエアチェックしたのかが思い出せない。
この頃にはラジカセ National RQ-552 は破壊してしまっている。
TDKカセットのラベルには録音の備忘録チェック欄があり、以下のようにチェックしている

MONO (STEREO)
Noise Reduction ■IN □OUT

(STEREO)に印がついているということはカセットデッキということになるが、この時点でデッキを持っていた記憶が無い。
ラベルの内面をみるとNoise Reduction欄に(ADRES)とあった。
ADRESは東芝のカセット機器に搭載されていた、東芝独自のNoise Reduction システム。ということは東芝のデッキで録ったということになるが、自宅にそういう機械があったことを覚えていない。

プレイボタンを押しこむ
なんて、乱暴なことはしない。
長年の保管でテープがどうなっているかが怪しい。いきなり1980がワカメ製造機になるのは避けたい。

巻き送りボタンを押下
きゅるるるる・・
スゴイ音 これはテープが古いせいだろう
テープが終端にたどり着いて回転が止まる
1980が固まっている
フルオートシャットオフは??
数秒経って「カチャン」とボタン上がった^^;)

続いて巻き戻し。特別に除湿対策など施していなかったのに、カセットは40年前の状態を維持しているようだ。スゴいなカセット

プレイボタンon
お、テープ正常に回った
わっすごいクリアな音じゃないか
渋谷陽一の声若い!もっとくぐもった、そしてシャーというノイズが聞こえると想っていた

メーターは「びんびん」とはいかないが、従順に音圧を刻んでいる。
VUメーターってこんなゆっくり振れるんだ
僕が最後に観た、TEACカセットデッキはピークメーターだったんだな

この年のブライテストホープ部門3位スペシャルズでギャングスター
渋谷陽一のDJで曲が始まるがすぐにカットアウト
当時はダブルラジカセはなかったので、95分の番組を60分テープに収めるため、録りながら編集しているのだ。

いやぁ、わずか5分でこれだけ楽しい
これから、しばらくどえらい楽しいぞ
懐かしの「キュー&レビュー」もやってみたいけれど、しばらくは安全策。
テープや1980のモーターに負担をかけることはやめておこう
1980の筐体は想ったより小ぶりかな?
そう思うのは、46年の時を超えて僕が相対的に大きくなったからだろう


46年の時を超えて、憧れのスタジオ1980を手に入れた

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