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2021年1月10日 (日)

買って後悔して初めてわかった「非接触体温計の購入ポイント」

2020年12月中旬
年中を通して温暖な東京にも寒い冬がやって来て、気温が一桁になる日が増えてきた頃、非接触体温計が手に入った。

手に入ったのは2020年にTANITAが発売した製品。
公式通販では品切れで次月入荷分の抽選を受け付けており、半ば諦めていたが、ヤフオクに低いプレ値率で大量に出品されているのを見つけた。

この製品には3つの品番があるが、仕様はまったく同じ。
販売ルートにより品番を変えている。
540:ホームセンター等、メーカー通販
541:家電店
542:ドラッグストア

店頭で買った人が品薄を見込んで高値転売を狙ったものの、それほど買い手が付いていない様子。

仕様
■額から0.5~3cmで計測
■計測時間:1秒
■電源:単4アルカリ電池×2本(5000回計測)
■サイズ:幅 49mm 長さ 129mm 奥行 39mm

開封してすぐ、テルモと測り比べる。
脇下で2分⇔おでこで1秒の誤差は「-0.2度」
計測性能は申し分ない。

サイズは比較的コンパクト
(アイリスオーヤマは 95×149×45)
電池が交換できるというのは理に叶っているし、電池の保ちもいい。
これで、明日から毎朝の検温が快適になる。生活のルーチンに革新がもたらされる。人生は明るい!
そう思ったのは早計だった。

翌朝、枕元に置いたTANITAを手に取って「測定」ボタンを押下
ところが、準備完了を知らせる「ぴぴっ」という電子音が鳴らない。
画面には「Err」つまり「計測できない」の文字
しばらくして自動電源OFF→もう1度「測定」ボタン押下

これを何度か繰り返したが結果は同じ。画面には「Err 」の文字

もしや!と思って温度計を見ると室温は 14℃
そういえば、この器具の説明に「使用環境:気温 16℃~40℃」と記されていた。

来る日も来る日も「Err」
極寒気の東京で、朝イチの室温が16度を超える日は多くない。
この体温計は寒い冬の間、朝の検温には使えないということがわかった。

「非接触体温計の購入ポイント」は使用環境の気温だったのだ。
今さら気づいても遅いのだが・・
14,000円のアイリスオーヤマは「使用温度範囲:10~40℃」
これならば、冬場の東京でも使えそうだ。
「9,000円の差」がこの6℃。確かに、その差は大きい。
ただ、買う前にそこが購入ポイントだとは思い及ばなかった。

朝の検温は諦めて、夕方に測ることにした。
しかし、帰宅してすぐエアコンを入れていない部屋では、相変わらずの「Err」
エアコンを入れて部屋が暖まると、ようやく体温を測ることができる。

毎日の検温が2分→1秒に短縮されれば、119秒の時間が浮く。
そんな快適な暮らしが始まるのは、桜だよりが聞こえてくる頃になりそうだ。

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