京五彩で組香に臨む
聞香(もんこう)はお香を嗅ぎわけること。お香は嗅ぐではなく聞くという。
京五彩が届く前に、五種のお香からどれを買うかを選ぶ方法を考えた。
香りを聞く時に銘柄がわかっていると「これは白檀の香りだな」と、判断が情報に引きずられてしまう。
値段が高いお香だとわかっていれば、好みの香りだと感じるかも知れないし、安いとわかっていると、これはダメだと想うかも知れない。
そこで、目隠しして聞香することにする。
目隠しと言っても、目に手ぬぐいを巻いてしまうと、火を付けるのが危なくて仕方ない。
自分にどのお香かがわからぬように細工する目隠しの方法を考えた。
1.それぞれランダムにA~Eの識別記号を振る
A 元禄
B 室町
C 二丈
D 天平
E 白川
2.5枚の紙を用意して、A~Eの番号を書く
3.紙を裏返して1で付番した記号どおりに線香を貼る(Aと書いた紙を裏返して元禄を貼る)
4.5枚の紙をシャッフル
5.1つずつ聞香して感想を書き留める
鑑賞する聞香に、香りを聞き分ける遊びである組香(くみこう)の要素を採り入れた。
組香は線香の原料である香木を嗅ぎ、名を当てる遊び。室町時代から始まった。
江戸時代には組香の手法として源氏香が流行した。
源氏香図は源氏香の答えとなる52パターンを記した図。今も着物、陶器、ハンカチなどの図柄として使われている。
【初日】
注文した翌日の金曜日。京五彩が届き、早速手順に則って組香を始める。
続けていろいろな香りを聞くと嗅覚が混乱するので、初日は2銘柄に留める。
組香①
堀川に似たピンクの線香
甘いけれどスパイスカレーのような残像がある
これは好き
堀川をより仏壇お香に寄せたような仕上げ。香の世界に拡がりがある
燃焼時間はおよそ17分
答えあわせは全5種を終えてから
間を開けず、つづいて2つめ
組香②
腰が弱い
鼻につんとこない
煙が鼻の奥に残る
しかし、嫌いではない
森林の爽やかなイメージがあり、焚いた後の部屋に戻った時、残り香でリラックスする。悪くない
初日はここまで。
つづく
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