マラソン中止のドミノをストップする4つの大会
2020年2月15日現在
例年開催が予定されているマラソン 46大会のうち「宿毛花へんろマラソン(5月末)」を除く45大会が催否を明らかにしている。
2020年12月大会を今年2月に延期していた「湘南国際マラソン」(結果的に中止)は含めていない。
■2020年1月~6月シーズン
予定数 46
開催 4
中止 41(89%)
未公表 1
中止を発表している40大会(87%)には「長野」「かすみがうら」といった人気大会が含まれる。
五島つばきマラソンは「コロナ禍のマラソン」としては、2020年に唯一開催された大会であり、今年も「長崎県在住者限定」開催を打ち出していたが、1月16日に中止を発表した。
種目・趣向を変えて行う大会もある。
4月開催の前橋・渋川シティマラソンは、2日をかけて前橋と渋川地区を走る(21.0975km×2)という異色な開催方法を採る。ただ会場はマラソンの定義に当てはまらない公園内周回コース。
5月開催の柏崎潮風マラソンは、新潟県在住者限定かつ種目をハーフマラソンに変更して開催する。
この2大会は、集計では中止にカウントした。
ここでは、東京マラソンが倒したドミノにストップをかける4つの大会(勇者)を紹介したい。
【1】3月14日 名古屋ウィメンズマラソン
コロナ後の先陣を切るのは女性限定マラソン。ウェーブスタートを採用する。
8,000人のスポーツボランティアを必要とするため、募集が困難な状況と聞いた。
【2】3月28日 四万十桜マラソン
沈下橋を渡るのが名物の大会。コロナ後男性が出走できる最初の大会だが、四国4県在住者限定。エントリーは終了している。
【3】5月16日 佐渡トキマラソン
昨年8月28日にいち早く開催発表。
今年1月に新潟県在住者限定で一ヶ月延期(4/25→5/16)を発表。
【4】5月23日 黒部名水マラソン
2020年は最後まで催否が不明だった大会。
コロナ後、在住地域の縛りなしで男女が参加できる唯一の大会だが、既にエントリーは終了している。
エントリー開始後、2月3日に中止を決めた「とくしま」も含めて、2021年が明けてから6大会が中止を決めている(大半は3月28日以降開催予定大会)
まずは、上記4大会が無事開催されて、多くの市民が参加する「する」「支える」スポーツの先鞭となることを切望する。
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