東京マラソンが倒したドミノを誰も止められなかった2020年
東京マラソンまで3週間・・
いつもの年ならば、こう書いている頃
だが、今年はその予定はない。
ここ数年、3月第1週にスケジュールされている東京マラソン。今年の大会は10月17日(日)への延期が発表されている。
■時系列の記録
2020年8月中頃
催否を発表する予定だったが発表を延期
これをみた一部のメディアが「中止」と報じた
2020年9月4日
引き続き検討中であることを発表。一部メディアの報道を否定した
2020年10月9日
当初開催予定の2021年3月7日を10月17日に延期すると発表
ランナー仲間の山岡君は「11年連続で落選」後、ようやく当たった2020年大会が中止となったが、特例措置として、2021年大会または2022年大会(2022年3月6日予定)いずれかの出走権が付与される見通し(優先受付)
スポーツボランティアは、東京マラソン2020従事予定者に役割付与する見通しとなっている。
「コロナ禍のマラソン」という時代は明日で一周年を迎える。
2020年2月17日
東京マラソン2020が中止を発表
(MGCファイナルチャレンジのみ開催)
それから1年、42.195kmのマラソンは1大会を除いてすべて中止となっている。
その1大会とは東京マラソン2020中止発表の週末に行われた「五島つばきマラソン」
当時長崎県内のコロナ感染者は0だった。
それ以降、42.195kmを走るランニング大会はいくつか行われているが、ランニングコースを周回するものであり、マラソンの定義である「公道を42.195km走る」に当たらない。
マラソン講座で集計を始めた2020年の秋冬マラソンは35大会がすべて中止。
明けて2021年は以下の通りとなっている。
※多くの大会が「延期」と表現しているが、それらも中止に含めている
■2020年1月~6月シーズン
予定数 46
開催 4
中止 41(89%)
未公表 1
コロナ禍によるマラソン中止の流れは去年の「東京マラソン」から始まった。
その時点で、自治体の感染者数が多い少ないに関わらず「右へ倣え」
大会に向けて準備してきた市民ランナーは、どこかの大会がそれを打ち破ってくれはしないかと、あちこちの大会を調べて回ったが、東京マラソンが最初に倒したドミノは誰も止められない。どの大会もドミノストッパーになることは叶わなかった。
それは「東京マラソン」そのものの影響力と言うよりも、東京マラソンが引き起こす「メディアの論調」「世間の風」の影響が大きかったと拝察する。
従って、上記の2021年状況についてまとめる前の時点では「今年10月の東京マラソンが無事開催されるまでは、どの大会も開催されない」と予想していた。
つづく
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