スティック型のお香が2mm燃え残るのが気になる
この記事では、スティック型のお香を「差し込み式」の香皿で焚いた場合、最後の2mmが燃え残ることについて記しています。
線香の定義は「調合香を練り線状に固めた香」
棒状の線香をスティック型という。仏壇にあげる長めのもの。聞香用の短いものがある。
他のカタチには渦巻き型、コーン形がある。
調合香の材料は香木(こうぼく)伽羅、沈香、白檀が代表的。日本は輸入に頼っている。
沈香(じんこう)は絶滅の恐れがある貴重な香木。
白檀(びゃくだん)はインドネシア、インドに分布する香木。甘い香りが特徴。
香木、香料以外にも杉やタブの木などが「つなぎ」に用いられる。
組香の2日めは土曜日
検温を済ませると、早速、昨日の続きにとりかかる
【2日め】
10年前に買った100円ライターで線香に火を付ける
5個セットを買ったのだが、用途はお香だけゆえ、まだ1個めを使い終えていない。
香台(香を焚く台)は香皿を愛用している。
香皿は香を立てる穴が空いた皿
香を立てる穴が空いた道具は香立
化粧箱入りのお香に付いている香を立てる穴が空いたドーナツ状の道具は簡易香立。
お香ファンならば、誰でも「2mmの燃え残り」が気になっているだろう。
香皿、香立ともに、線香の穴の中にはお香が燃焼するために十分な空気がない。
従って、穴に刺さっている部分が2mmほど燃え残る。
この燃え残りを集めて、砕いて紙に包む文香(ふみこう)という楽しみ方もある。
香道には匂い袋(香り袋)という楽しみ方もあるのだが、いずれも香りを纏う習慣がないので、手を出していない。
2mm燃え残ると7cmの香の2.85%
微々たるものではあるが、これを燃え残さない方法はないものか
簡易香立を使って香を焚き、火が消える直前に簡易香立をそっと外すと、2mmほどの香が自立して最後まで燃え尽きることがわかった。
だが、いつも気づくのは火が消えた後だ。
穴から取り出した燃え残りを香皿に置き、ライターであぶってみると燃え尽きてくれる。
ただ、割と長い時間あぶる必要があるため、火傷のリスクがある。結局は廃棄するしかないのが現状である。
組香③
個性がない!
クセもない
万人受けするよう、尖らずに丸い線を狙ったのかな
炊いた後の部屋に戻った時、残り香がない
もしかすると、これが一番高い天平なのかも知れない
ここで、ジャパネットHD高田旭人社長の会見がYou Tubeで配信されるので、一旦休憩。2時間後に再開
組香④
漢方薬みたい
好きではないが、こういう香りの気分の時はある
煙が鼻をつく
個性が強い
甘さでは無く辛さ(からさ)
ランチタイムで1時間空けて最後の1香へ
組香⑤
これは③に似ている
ほのかな草の香り
ただこれは、色が同じ緑だからそう思うのかも知れない
煙の嫌みを強く感じる
ということは個性と呼べる香味(こうみ)=香りの風味がないということだ
いよいよ答えあわせへ
ここまで、値段がわからぬよう目隠しで聞香してきた。
果たして自分が好きな順位と価格の順位が比例しているのかが興味深い。
最終話へ
| 固定リンク | 0
「趣味」カテゴリの記事
- 「仮面ライダー旧1号の日」宣言から20年、庵野秀明によって「仮面ライダー旧1号のリメイク」が実現した(2023.09.15)
- 西九州新幹線開業 佐世保には新幹線が来なかった理由(2022.10.01)
- 祝!きょう 長崎新幹線開業 5分でわかる西九州新幹線の歴史(2022.09.23)
- マンションで「熱弁」の隣人に気遣いながら、ラジカセを聴く(2022.08.20)
- ラジカセ生活は、ラジカセ+音楽カセットへ(2022.08.07)