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2021年3月15日 (月)

春の雨がTシャツに並ぶ元春ファンを濡らす

2021年3月13日
東京は朝から強めの雨。
ウェザーニュースでは16時頃に小ぶりになると言っていたが、家を出る頃には雷雨に変わった。
冬の間、ほとんど雨が降らず、ランナーや屋外競技者にとって、至福の季節を過ごした東京は、この頃から雨の日が増え始める。
通路は雨の川が流れていて踵から水がざぶんと入ってきて、ゴアテックスの靴も役に立たない。

できるだけ場内での滞在時間を短くするため、遅めに出ようと思っていたが、少し早めに九段下に着いた。
ここからは公称400m。80mを1分とする不動産基準でいくと「徒歩6分」表記だが、実際に10分はかかる。

左手にみる千鳥ヶ淵の桜は固いつぼみが準備態勢に入ったところ。
コロナ禍2度目の春だ。
去年につづいて今年も僕らの楽しみ「花見」は叶わない。とは言っても、その花見仲間とは毎月のように「オンライン呑み会」をしているので、会う機会は格段に増えている。今年の春はオンライン花見をする予定だ。

天井で八角形を束ねている宝珠が金色のタマネギに見える。
爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」(1994年)は日本武道館でのコンサートをモチーフとしている。まだメールはパソコン通信の先駆者だけのものだった時代。遠方の見知らぬ者どうしの連絡手段「文通」が終焉に迫っていた頃だ。それでも「文通」に苦い想い出がある僕は、この曲をとても切なく聴いた。当時は名古屋に住んでいたのでその舞台が日本武道館であることを知ったのは、東京に引っ越して「佐野元春20周年ライブ」で初めてこの地を踏み、空を見上げた時だった。

会場に着くと、状況が簡単ではないことを知り、緊張が走る。
受付で「来場者情報シート」を渡し、体温を測ってTシャツを受け取るだけだと思っていたのだ。

まず、Tシャツ引換場所が屋外に設営されている。その行列は四気筒エンジンのエキゾーストパイプのように複雑に曲がりくねっていて、最後尾を探すのに苦労する。
「これ、何並びですか?」
「最後尾は?」
到るところで、来場者が来場者に声をかけている。
これでは予定通りに開演できないんじゃないか?
でも後ろが20時と決まっているので、そういうわけにもいかないか・・
少し早めに家を出てよかった

雨は降り続いていて、元春ファンを濡らす。
思いの外、人が多い。本当にこれで5千人なのだろうか。
「実は今日のキャパは1万人です」と言われても疑わない。
傘がひっくり返って壊れるような風が吹いていないことが、せめてもの救いだ。

セブンイレブンで危うく捨てそうになった「Tシャツ引換券」を取り出してTシャツを受け取る。手提げのビニルも付いてきたが、持参したマイバッグへ。
この公演は40周年記念プレミアムTシャツがセットされて15,000円。
前面には佐野元春の楽曲名がタイポグラフィーであしらわれていて、背面に公演日がはいる。
日本武道館は明るいグレーの生地。
4月4日の大阪城ホールは色違いで白地のTシャツが配られる。
サイズは「フリーサイズ」と案内されていたが、タグにはLとあった。
綿85% ポリエステル15%なので、わりかし肌に優しい。
これまでの元春公演ではツアーパンフレットを買ったことはあるが、Tシャツを買ったことはない。これが初元春T。ぜひ来年の「30周年記念オフ」に着ていきたい。

1992年に始まったファンコミュニティ「元春HP」は来年の9月に30周年オフを予定している。
会場を見渡せば、あちらこちらにお馴染みの顔が見えるだろうが、今日は誰にも声をかけないつもりだ。

やっとの思いでTシャツを受け取り屋内の受付へ進む。
始めに自分の名前と座席番号を書き込んでおいた「ご来場者情報シート」を提出。
感染者が出た時、濃厚接触者を特定するため、興行の主催者には人と位置の記録が求められている。
Jリーグの場合、座席位置の管理はチケット販売情報を元にしているが、ここでは1人1人を特定するために現地での確認としている。
そこが、屋外のJリーグと屋内のライブの違いなのだろう。

日本武道館は節目の音楽・スポーツ公演に多用されるスポーツ施設。
1964年、東京五輪に合わせて開館。五輪では柔道会場として使われた。東京五輪2020でも柔道会場として使われる。
1966年にはビートルズが公演。多くのミュージシャンにとって武道館公演実現が目標でありステータスとなっている。
直近では新日本プロレス、小沢健二。この後にはBABYMETALが4日連続公演を予定している。

佐野元春 ヤァ!40年目の武道館

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