震災時の在宅避難で、外せないのがトイレの備え
災害が起きるとテレビでは現場の映像が流れる。
見たくなければ目を背ければいい。
だが、臨場するとそうもいかない。
現場に何らかの役割で赴いた人が「見ると行くでは大違い」と語るのを聴いたことがある。
違いは「臭い」だという。
以前、被災地に入った時、衝撃だったのは大便の臭い。
避難所の屋外に置かれた仮設トイレから漂う、それは強烈だった。
在宅避難に備える時、避けては通れないのがトイレ。
自宅のトイレは給水ポンプでくみ上げられた「水」が流れている。
「停電」「断水」どちらかだけでも、水は流れない。
それでは被災後、水が流れるうちは流していいかというと、そうでもない。
下水管が破損した場合、汚水が漏れてしまうからだ。
マンションの管理組合は「被災後は排水管の無事確認がとれるまで、水を流してはいけない」というルールを規定するとよいだろう。
「Google先生」に「在宅避難 トイレ」で尋ねると「折り畳み式簡易トイレ」が見つかった。
■メーカー:アイリスオーヤマ
■品番:BTS-250
■段ボール組み立て式
■実勢価格:2100円
■耐荷重:250kg
組み立て式なので、平常時はじゃまにならない。
(いつも、そこにあったら怖い)
固めて捨てるトイレ処理セット(凝固剤など)5個付
使用後は「燃やすゴミ」で出すのだという。
ということは、5個を使い切ったら補充が必要なのか・・・
そこで、さらに「緊急戦隊トイレマン」をカートに入れる。
■凝固剤・汚物袋(トイレ袋/黒)のセット
■価格:50回分 2000円
■10年保管
トイレマンは家屋のトイレ、折り畳み式簡易トイレどちらでも使える。
待てよ!
そもそも折りたたみトイレは何処で使うんだ?
リビングにトイレ置いて、できるか^^;)
やはり、トイレは個室だろう
ということで、折りたたみトイレをカートから削除してお買い上げ。
届いてみると段ボールは以外に小さくて(18.5×24×14.5cm)トイレ内のストック棚に置くことができた。
箱の側面に保管開始日の記入欄がある。
2021年4月と記入。これで、2031年4月までは使える。
仕舞ってしまうと、買ったこともすぐ忘れる。
大便の臭いと同居する日々のことは、あまり考えたくない。
脳は論理的に解決策を策定したことは、考えないで済ませることができる。
備えておけば、有事まで忘れることができる。
備えていなければ、時々、思い出さなければならない。
→在宅避難
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