2021年1月~6月シーズンのマラソン 走る舞台は道半ば
2020年2月に東京マラソン2020が中止を決めて以来ずっと止まらなかった市民マラソンの「中止ドミノ」を、13か月ぶりに名古屋ウィメンズマラソンが止めた。
2021年1月~6月シーズンの催否
■2月15日現在
予定数 46
開催 4
中止 41(89%)
未公表 1
■4月5日現在
予定数 46
開催 3
中止 42(91%)
延期 1
開催または開催見通しは次の3大会
【1】3月14日名古屋ウィメンズマラソン
エリートの部に合わせて「一般」を開催。
2021年冬春マラソンシーズンにおいて、出場者の居住地域を限定しない唯一の大会となった。
およそ1万人規模の大会が成立したことを受け、各地の大会は「開催するだけで叩かれる」という呪縛から脱して欲しい。
【2】3月28日 四万十桜マラソン
四国4県在住者限定の開催。
コロナ禍以降では初めて"男性が出走できる"大会となる見通し。
【3】5月16日 佐渡トキマラソン
昨年8月28日にいち早く開催を宣言。
今年1月に「新潟県在住者限定」で一ヶ月(4/25→5/16)延期を発表した。
5月23日に開催を予定しエントリーも終えていた「黒部名水マラソン」は、半年延期して11月28日の開催を発表している。
この結果、2021年1月~6月シーズンの市民マラソンは3大会。
しかし、いずれもエントリーには「女性」「四国居住」「新潟県居住」という限定があり、全国にいる大多数の市民マラソンランナーは走る舞台を確保できていない。
そんな中、3月から10月17日に延期を決めている「東京マラソン」のエントリーが行われた(3月22日~3月31日)
定員は例年より1万人ほど減らして25000人
「ONE TOKYOメンバー」→「都民」→「一般」と三段階の抽選をおこなう。
既にエンターテインメント、プロスポーツが「客間距離」をとって興行をうち「見る」参加者の上限を踏み固めている。
一方の市民マラソン、実施サンプルはわずかに1大会。
これから、7月~9月の東京オリパラ2020と10月の東京マラソンが「する」スポーツ再開の試金石となる。
呑み会はしたいけれど、スポーツはさせないと言うのはおかしいし、その逆も然りだろう。
飲食をして交流を深めることも、スポーツをする・見る・支えるで楽しむことも、幸せを求める人の情動であり同義だ。
夏から秋にかけて、スポーツを多いに支えていきたい。
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