明しゃちょーが語るスポーツの力。聖火リレーで諫早を走る
2021年5月7日(金)
「諫早から平和を!」
そう言って、明しゃちょーが走り出した。
この日は、東京五輪2020聖火リレー、長崎県の初日。
ランナーの勇姿はNHKがライブストリームで生配信している。
出身地の平戸でも、ジャパネット本社がある佐世保でもなく、諫早を走るところが明しゃちょーらしい。
V・ファーレン長崎を長く支えてくれた町、これからもクラブの拠点として重要な町「諫早」への感謝の気持ちを感じた。
歩くような速さではなく、推定キロ9分程度のスロージョグペースで走った明しゃちょー。
そうなると、200mはあっという間だ。
気がつくと次のランナーが待つリレー地点に着いていた。
スタッフが次のランナーからトーチを受け取り、着火可能状態にするカチャカチャという操作がいかしている。
トーチキスした後「ポーズを」と促され
「とうきょう2020!」と声を合わせてバトンタッチ
「金利手数料は・・」とは言わないと思っていたが、この台詞はちょっと意外だった。
そして、その答えが、その後のインタビューにあった。
ランナーインタビュー
高田明さん
オリンピックに関していろんな意見が飛び交ってますが、皆さんの応援していただく笑顔をみて、これなんだよね、スポーツのよさとか皆さんが求めている平和は。そういう気持ちが伝わってきて幸せな気持ちを味わうことができた。よかったです。
世界じゅうの皆さんが一年以上コロナで心身ともに疲れているなかで、唯一これだよなと感じたんじゃないんでしょうか。
コロナと戦っていくエネルギーを感じて応援してくださったんじゃないかと、そういう気持ちがどんどん伝わってきましたね。
皆さんのお顔を拝見していて、これは(五輪に)反対とか賛成じゃないなと。
僕自身サッカー(V・ファーレン長崎)に関わってきた。
泣き笑い、そういう姿をみてきて、次のエネルギーになるのがスポーツだと思ってきた。
ビジネス世界にもいました。売上利益も大事だけど・・
このようにスポーツ、ソフトパワー、日本にはもっと必要なんじゃないかなと思いました。
国にも「スポーツ立国ニッポン」というものを、これを機会に強く打ち出してほしいなという気持ちで(聖火リレーに)関わりました。
スポーツは最高です!
私の知り合いの方も闘病しながら、勝ち負けじゃない、見てるだけでメチャクチャ元気になるんですという80代の方とよくお話します。
五輪はやるからには成功させて欲しいし、それは国の役割と思いますが、私たちはスポーツを通して日本から世界を元気にしていきたいと思いますね。
NHKのハイライトは毎晩見ているが、こうして、生で見る聖火リレーはなかなかいい。やはり、スポーツはライブに限る。
見知らぬおじさん、学校に通う若人。
皆さんが、どれだけこの日を楽しみにしてきたかを思うと、感情が移入するし、自然と笑顔で見ている。
ハイライトで見ている時は、少し違和感を感じていたリレー時の「ポーズ」も、音声があって流れの中でみると、あざとさは感じないことがわかった。
リレー地点で「せーの」と言って前後ランナーのポーズが同じということは、事前に会っているということだ。
「空いている手を斜め上に突き上げるのでどう?」「いいですね」
そんな打合せがあるのだろう。
もしも、自分が選ばれていたら、どうしただろう。
そう考えると、けっこう難しい。
翌日の佐世保会場では、高田旭人社長が出走した。
事業家としての手腕を感じさせない、人なつっこい笑顔。
こんなにキレイに笑えるのはスゴイなと圧倒された。
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