いきつけの喫茶店でマスターが教えてくれたCUSCO
いきつけの喫茶店ロッキングチェアには、レコードプレーヤーと僕が欲しかったSONY のカセットデッキがあった。
念のために言っておくと、アンプとスピーカーもあった(それがないと音が出ない)
いつも、店内にはゆうせん放送が流れているが、時々、マスターがカセットをかける。
ある夏の日、僕がアイスコーヒーを一口ずつ大切に飲みながら、ビッグコミックスピリッツを読んでいると、流れてきたのは波の音がする心地いい音楽だった。いわゆるBGMというやつだ。
マスター、これなんていうと?
クスコたい。よかろ?
それが、どこのどんな人達なのかに興味は持たなかった。
現代ならば、すぐにスマホを取り出し「Google先生」にクスコって誰?と尋ねるところだが、当時はまだパソコン通信すらない。
もしも詳しい人に何かを尋ねたければ、雑誌の「教えてください」に投稿するしかなかったし、それは採用される確率が低く情報収集の手段としてはあてにできなかった。
僕はマスターからレコードを借りて、SONY DUAD46分テープに録音させてもらった。
CUSCO Desert Island
背ラベルはレタリングシートで作った。
このカセットはすり切れるまで・・と言うのはウソで、SONY DUADはどれだけ聴いても、すり切れたりしないが、とにかく聴いた。
今ならば、すぐに「他にもアルバムが出ているんじゃないか」となるところだが、なにせ情報のない時代。
結局、僕が聴いたCUSCOは後にレンタルで借りた「Apurimac」と2枚のアルバムで終わっている。
梅雨時に再開したラジカセ生活は、2020年夏にさしかかっていた。
音楽カセットコレクター方針に沿って、夏にラジカセで聴く曲が欲しいと考えている。
「音楽カセット」コレクター方針(再掲)
1,中高のラジカセ時代に聴いていた、あるいは、LPレコードを保有していた懐かしのタイトル
2,大学~社会人にかけて、カセットデッキがメインレコーダーだった時代に聴いていた、あるいはCDを保有していた思い出深いタイトル
そうだ、CUSCO 聴こう
そう、思いたった時、僕は長年の謎に挑むことにした。
CUSCOってだれ?
バンド?個人?どこの国の人?
Desert Islandで、CUSCOに出会って数十年。時々「そう言えば、CUSCOってどういう人たちだったんだろう」と思っては「まぁしらべるまではないか」と、その場で忘れていた。
「Google先生」がいつも、側にいる。
本当に必要な時には、すぐに教えてくれるだろう。
そう思って、先延ばしにしていたのだ。
ところが、CUSCO、なかなか一筋縄ではいかなかった。
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