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2021年6月13日 (日)

アポロン版とワーナーパイオニア版がある、QUEENの音楽カセットテープ

QUEEN のSHEER HEART ATTACKをまた手に入れた。
今回は日本版。音楽カセットの道に入ってすぐ、メルカリで見つけたのは米国版だったが、その後、コレクションは「極力、日本版」という軸を決めたため、買い直した。
米国版の3倍ほどの値段だったが、それでも発売当時の元値とさほど変わらない。
外国版には米国、UK、香港などさまざまな国のものがあるが、カセット規格はひとつ。どこの国の製品でも、僕のラジカセでは同じ音が鳴る。
それでも、日本版のほうが高値で取引されているということは、僕のように、飾った時に背表紙に日本語が並ぶと、温かみを感じる人が多いのだろう。

日本版 SHEER HEART ATTACK
YSA-1033E
当時定価 2300円

発売はワーナーパイオニアだが、販売はアポロンとある。この名前は昔からよく見かけるが、なんだかまがい物のような印象を持っていた(失礼)
その誤解を解くために、しっかりと事実関係をしらべる。


アポロン音楽工業株式会社
1971年
設立
1996年
「バンダイ・ミュージックエンタテインメント」に社名変更

ワーナーパイオニアが発売するレコードの音楽カセットを販売していたようで、手元にある「華麗なるレース」もアポロンだった。

■アポロンのカセット例
QUEEN LED ZEPPELIN DEEP PURPLE
アンルイス 太田裕美 沢田研二 森進一 山下久美子


ここで、QUEEN 日本版を重点的に買っていく。
ライブ・キラーズ
PKI-3004
当時定価 3800円
同じQUEENでもこちらはワーナーパイオニア版
作品が出た時期により、どの会社で売るかという棲み分け方が違ったのだろうか。
「ラジカセ生活」「音楽カセット集め」自体が、少数派の趣味であるためか、そのあたりの事情が書かれた資料は、なかなか出てこない。


LPレコードは2枚組で、鮮やかな緑とオレンジのカラーレコードだった。当時、QUEENステージの照明はこの2色を中心に構成されていて、この取り合わせがもっとも映えるのだという解説を読んだ記憶がある。それが、ライナーノートだったか、専門誌だったかは覚えていない。
「death on two legs」のMCでフレディ・マーキュリーが放送禁止用語を言っていて、レコードにはなかった「ピーピーピー」という目隠し音で消している。

1本のカセット表裏で89分47秒を収録しているので、1度かけると長い時間聴くことができる。
そして、収納場所をとらないのが嬉しい。



46年の時を超えて、憧れのスタジオ1980を手に入れた

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