« オリパラの選手村で過ごした2か月は、あまりに特別過ぎて | トップページ | エジガル抜群の読み レノファ山口に無常なゴール »

2021年9月25日 (土)

バスケットにも「オッケー」がある?4Qのゆるい終わり方への違和感

大抵のスポーツには勝ち負けがある。
市民マラソンのように、各々が自己ベストに向かって走っているような大会でも、1位を巡る勝ち負けはある。


スポーツには「する」「見る」「支える」の3側面があるのだが「見るスポーツ」というのは「勝ち」を目指して応援するものだ。

例外として、知人や親戚が出場している運動会やマラソン大会があるが、それとて相対的な勝ち負けを応援していることに変わりはない。


団体競技を応援する場合「負けろ~」「負けてもいいぞ」と応援する人はあまりいない。ベクトルは常に「勝ち」に向かっているものだ。

応援しているチームが勝つと楽しい。
その比率が高い方が楽しい。

そんな、当たり前のことを考えたのは、長崎ヴェルカが今のところ負けないからだ。


2021年9月23日
天皇杯2次ラウンド 7回戦
長崎ヴェルカ 99-73 豊田合成スコーピオンズ

試合会場は豊田合成のホームだが、長崎ヴェルカがhomeユニフォームを着用。
2Qから徐々に点差を広げて、時折、主力をベンチに起きながらの勝利を収めた。
これで、B3カテゴリーまでが出場していた天皇杯2次ラウンドを勝ち抜けて、3次ラウンドへ進出。
次は10月30日、サンロッカーズ渋谷(B1)と(佐賀会場で)対戦する。


第4クォーター(以下4Q)の終わり間際、リードしたチームがボールを持った時、つまり長崎ヴェルカが保持した時の光景が、バスケットのど素人には目新しい。

バスケットには「30秒ルール」があり、ボールを保持したら30秒以内にシュートをしなければならない。30秒経過すると相手チームのスローインに代わる。
チームによってはベンチから「3・2・1」というカウントダウンの声がかかり、ダメ元でもシュートを放つ。


4Qの残り時間が30秒を切る。
点差は大きく開いている。

長崎ヴェルカがボールを保持して攻撃に移る
どこからか、拍手する者あり
自チームのベンチなのか、その主が誰で、それに何かの意味があるのかをまだ知らない

すると、コートにゆるい空気が流れる
なぜ、そう感じるかというと、リードされている守備側プレーヤーの上体が起きるからだ。

そのまま、攻撃側がその場でドリブルを続ける
守備側はその場に佇んでいる

場内に拍手が起きる

それは、ゴルフでいうところの「オッケー」みたいなものなのだろうか。
ゴルフに不案内な方のために、一応書いておくと、カップまでの距離がとても短くて、次のパットは誰が打っても外れようがない距離の時、同じ組のプレーヤーが「もう打たなくても、次打でカップインしたと認めるよ」という意味で「オッケー」と声をかける。素人ゴルフでは日常の光景だ。

ただ、これはショートパットが苦手な人にとって、とてもありがたいひと言で、自ら「オッケー?」と周りに催促する人も少なくない。
「オッケーだよね」と了解も得ずにボールを拾ってしまう人も居て「おいおいそれは遠いだろ」という時は、人間を見られる。
それが、ゴルフの「オッケー」

バスケットの「オッケー」は、ど素人には違和感がある。
中には「露骨な時間かせぎ」として不遜な態度と憤慨する人もいるだろう。
ただ、この試合、シュートが入れば100点に乗るという手前で攻撃を止めた長崎ヴェルカの仲間たちに、相手チームへの敬意をみた。

| |

« オリパラの選手村で過ごした2か月は、あまりに特別過ぎて | トップページ | エジガル抜群の読み レノファ山口に無常なゴール »

長崎ヴェルカ」カテゴリの記事