Field Cast 5つの役割を1日でこなす「DAL」
「DAL」が一般のスポーツボランティアと大きく異なるのは、役割がとても多様であること。
以下は実際、1日の活動で担ったもの
開会式、閉会式
●入退場のサポート
整列、先導、プラカードを持つこともある
試合中
●アスリートの応援
●試合中、給水や救護の手伝い
担当チームの空き時間
●予選結果を踏まえたディビジョニングの確認
●コーチ、ファミリーの要望に応える
●アスリートとのコミュニケーション
●会場全体の設営
●他試合の競技サポート
朝はまず、コーチ、ファミリーへの挨拶
皆さん、とにかく好意的だ。
それから、運営のミーティングに出て、試合時間、会場の確認。
試合が始まるとコーチ、ファミリーと一体になって応援する。
好プレーが出れば「ナイスプレー」と叫び、劣勢になってファミリーが静まってきても^^)「まだまだっ」と叫ぶ
試合が停まれば「給水は?」と選手に声をかける
試合がない時間帯、手が空いている時は、他のコートで行われている試合の運営。
終われば、備品を「体育館倉庫」に撤収。
「DAL」の役割を今回の東京五輪2020Field Castに当てはめると、1日で5つ以上の役割を兼務することになる。
これは、とにかく「動きたい」スポーツボランティアにはたまらない。
目まぐるしい一日が終わり、コーチ、ファミリーに挨拶に行く。
その後、運営者との終礼。
この時、コーチや運営者にかけていただく言葉が、その人の財産になっていく。
NHK連続テレビ小説「おかえりモネ」の中で、こんな台詞があった。
「人の役に立ちたいとかって、結局、自分のためなんじゃん?」
「お役に立ちたい」と想って動くことは、第三者から見てそうだと想うし、自らを客観的に評論してもそうだと想う。
ただ、それだけが出発点にはなり得ない。
そこには「活躍の機会」「時間や金銭的な余裕」「自分にとって欠けていることか(成長のために必要か)」といった要因が揃わなければならない。
東京2020のField Cast 7万人のいったい、どれだけの人々がスポーツボランティアを続けていくだろうか。
ぜひ、またどこかのスポーツ会場で再会したい。
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