東京五輪2020で実際に使った持ち物
2018年に幕開けしたボランティア・ジャーニーも、残すところわずかとなっている。
スポーツボランティアというのは本来「朝集まって、その日に終わる」1日の活動である。
EXPO、受付といった事前活動があるのは東京マラソンのような大きな大会。
日頃、行われている参加者が数十人規模の大会は1日限りである。
従って、今回の東京五輪2020のように「1つの部署で、長期間つづく」仕事というのは、スポーツボランティアとしては初めての経験となった。
ここで「仕事」と書いたが、本来スポーツボランティアでは「仕事」は禁句であり、そこは「役割」という。
東京五輪2020でも初期の活動では、そのように言葉遣いが周知されていたと想うが、実際、現場に来てみると、そこをきちんと言い換えている人は皆無だった。
そこに、僕だけが「仕事」という言葉を頑なに使わないとなると、言いたいことが伝わりづらくなる。
活動開始から3日目くらいからは「仕事」「働く」「出勤」といった言葉を使うようにした。
ボランティアに理解がある友達は、ボランティアに行くことを「出勤」というのは憚れるようだったが、それに替わる言葉が見当たらないので、自ら「出勤」と言うようにした。
初めて体験する「長期間の役割」ならではの学びがあった。
その1つが「持ち物」だ。
東京五輪2020Field Castには、asics製のバッグが提供される。
原則として、会場への持ち込み荷物は、このバッグに収納できる範囲に限定されていた。
7月14・15日に紹介したのは、その当初の品々。
実際に入れてみて、ファスナーが締まるぎりぎりの量を詰め込んでいた。
その後、活動を重ねるに連れて、使わないモノを減らしていき、およそ二ヶ月が過ぎた今は以下のようになった。
暑さ対策
■WINZONE ENERGYxENERGY
衛生対策
■歯磨きガム(ロッテノータイム)
■糸ようじ 爪楊枝
■手指消毒液
■目薬
■個包装メガネ拭き(セブンイレブンで販売)
□キズパワーパッド
必備
■交通系ICカード
■POCKETALK S
■スマホ
■フリクション多色タイプ
当初入れていた「水筒」がとても嵩張っていたが、パウチタイプのアクエリアスが支給されるようになってからは、外すことができた。
asicsのバッグは見た目以上に大容量で、水筒を入れたうえに折りたたみ傘まで入れることができた。
五輪開会式前は不安定な天候がつづき、手持ち傘が欠かせなかったが、開会後は持たなくて済んだ。
その代わり、暑くなったということだが。
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