公共交通機関には、当たり外れがあるが、気に留めなければよい
廊下側はほぼ赤ランプ(空席)始発で黄色ランプ表示の席は、最初の停車駅(八王子)で客が乗ってくるということだ。
「マスクを着用し、会話は控えめに、椅子を回転させてのご利用はご遠慮ください」
今は、こういうアナウンスが入るのか。
コロナ禍以降、初めて乗る特急。こうして、しっかりルールを周知してくれるのはありがたい。
しかし、安心したのは的外れだった
アナウンスが終わるや否や静寂をぶち破る声がした。
それも僕の真後ろから
「はいもしもし。今乗った。うん6号車。となり?空いてる。来ればいいじゃない」
もちろん「携帯電話の通話はデッキで」という従来通りのアナウンスもされたばかりだ。この列車はJR東海が始めた「通話ができる車輌」ではない。
やがて、サトウさん(仮名)の連れがやってきて腰掛けるや否や、サトウさんのマシンガントークが炸裂する
いや~まいったぁ
呼びつけておいて、失礼だろう
どういう男だ?
(こっちのセリフだ)"
サトウさんと連れの二人は、誰かに呼ばれて来たのに、当の本人がまだ来ていないという状況だろうか
最近、電車に乗ったら、高校生から席を譲られちゃって・・というような心温まる話しならば、しばし、容認してもよいのだが、ここに居ない誰かをおじさん二人でディスるトークに、共感の余地はない。
その時、最近もの忘れがひどい僕の脳がいいことを想いだしてくれた。
そうだ!ウォークマン持ってきたんだった!
まず、1曲めはWe will rock you♪
フレディの暴虐的な歌唱が、あっという間にサトウさんの言葉の暴力をかき消してくれた。
ありがたきかな、文明の利器
しかし、曲の合間に静寂が訪れると、サトウさんのトークが聞こえていた。1時間を過ぎて、S205が山梨県に入った後もだ。
その後、何度か突き上げるような揺れを感じた。サトウさんが定期的に座席を蹴飛ばしているらしい。僕は今日、V長崎の応援に来ているのであって、小人と仇讐するために来たのではない。
12:33 甲府着
「南口」出て山梨交通バス②のりばから「小瀬スポーツ公園行き」直通シャトルバスが出ている
試合前:3時間30分前から約15分間隔で運行
終了後:約1時間程度
運賃:往復530円
甲府ユニに混じってV長崎ユニの人々が並んでいる列の最後尾に並ぶ。
しかし、列が少し進んだところでぱたりと動かなくなった。
最前列のあたりには机が設えてあり臨時の券売所となっている。
時折、そこでバスのチケットらしき紙を受け取った人が、何処かへと消えて行く。乗り場は他にもあるのか?
その時、最前列に並んだ人たちが、券売所を突き抜けているのに気づいた。券売の列ではなかったのだ。列を離れてチケットを買う。バスの中では交通系ICカードが使えるが、ここでの支払いは現金のみ。
チケットを受け取り、振り返ると、さっき僕の後ろに並んでいた甲府サポさんが、僕のスペースをそのまま空けていてくれた。だが、道義上そこには戻らず最後尾に回る。
スタジアムまでの所要時間は30分と告知されていたが、行きは16分で着いた(帰りは25分かかった)
ビジター席のゲートをくぐると、今日も志波さんが関東アウェイ戦のチラシを配っていた。
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