出過ぎた真似はダメだけど、出しゃばりは遠慮なく
最初の三連勤を終えた翌日はオフ
コロナワクチンの第2回接種日をここに入れておいた。
すでにこの頃、高い確率で副反応が出ることが知られていて、翌日のシフトは、その先の別の日に振り替えてもらった。
ワクチンの順番を待つ間、この三日間をふり返った。
実際始まってみると、頭の中は混濁している。曖昧な日常感と言ってもいいかもしれない。それでも冷静に次だけを見ることもできている。
まだプレオープンの段階なので、さほど質問やリクエストは受けていないが、これからたくさんの質問を受けることになるだろう。
僕ら選手村のField Castが選手団にできる「おもてなし」は情報だ。
プレオープンを迎えた今、設備やサービスを拡充するのには限度がある。
しかし、今あるものを的確に伝える「情報」はまだ整理されていない。
今のうちに準備できることはないだろうか。
1万人ほどの選手団が来るわけだから、寄せられる質問は多岐にわたるだろうが、ある程度の部分で重複すると想われる。
かつて、2週間の洋上研修に出た時「船内新聞」を作ったことがあった。「選手村新聞」のようなものがあれば楽しいだろう。
ただ、それは基本的な情報が整備された次の段階。
僕らが社内ヘルプデスクで作っているような「FAQ」をまとめられないだろうか。
誰かがそれを作ったとして、さて、どうやって配るか。
手配りするならば、パウチして紙で配るということになるが、それでは拡がりがないし、一旦、配ってしまうと、情報が更新できないので、古びてしまう。
配布がしやすくて、拡がりがあり、情報が随時更新できるとなると、ネットで共有か。
最初の3日を終えて「活動が楽しめないかも知れない」という不安は消えた。
7月13日に開村してからが本番。そこで本領を発揮したい。
ただ、これから何かを積み上げるという段階ではない。「健康」を維持して、アサインされているシフトどおりやり切ることだ。
出すぎた真似はダメだけど、出しゃばりは遠慮なく
この時は、そう考えていた。
接種を終えて会場を出ると、東京に夏がきていた。
屋外に1日立ちっぱなしというような仕事は、厳しくなりそうだ。
接種から半日後、ここ数十年見たことのないような熱が出て、まる1日寝込むことになった。シフトを空けてもらっておいてよかった。
| 固定リンク | 0
「スポーツボランティア」カテゴリの記事
- QRコードのもぎりという貴重な経験(2023.01.29)
- 世界初のマイボトルマラソン、世界初の美しく尊いランナーたち(2022.12.10)
- 3年ぶりの湘南国際マラソンのボランティアに選手村仲間で参加した(2022.12.09)
- パリに「東京、ハードル上げすぎっ」って言わせたい(2022.09.03)
- ここへ来られた方、ここに来られなかった方と共に喜びたいと思います(2022.09.01)